デビューからわずか3年で日本を代表するグループへと成長した7人組ダンス&ボーカルグループ、BE:FIRST(ビーファースト)。結成時に目標として掲げた東京ドーム公演を見事に達成し、11月15日よりライブドキュメンタリー映画『BE:the ONE-MEANT TO BE-』がまもなく全国公開を迎える。
今回、最年長メンバーとしてグループの躍進を支えるLEOとJUNONが、世界最高峰の技術と美意識が詰め込まれた最新の腕時計を身に纏い、自分たちの“時”に思いを馳せた。Pen 12月号の特集「100人が語る、100の腕時計」から抜粋・再編集してお届けする。
Pen 2024年12月号の第1特集は『100人が語る、100の腕時計』。腕時計は人生を映す鏡である。そして腕時計ほど持ち主の想いが、魂が宿るものはない。そんな“特別な一本”について、ビジネスの成功者や第一線で活躍するクリエイターに語ってもらうとともに、目利きに“推しの一本”を挙げてもらった。腕時計の多様性を愉しみ、自分だけの一本を見つけてほしい。
ジャガー・ルクルトの「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」を着用したLEOは、そのエレガントな佇まいに少し圧倒されながらも「こんなに上品な時計を着けたことがないので、 26歳にして大人になったことを実感しています(笑)」と、鏡を見ながら照れ笑いする。
そんなLEOを横目に、JUNONはパルミジャーニ・フルリエの「トリック プティ・セコンド」をまじまじと眺めつつ、そのデザインの素晴らしさに感嘆の声を漏らす。
「色合いが落ち着いているのにしっかり存在感があって、僕の好みにぴったりです。なにも考えずにずっと眺めていたくなるようなデザインですね」
LEOはちょうど時計が気になり始めたタイミングということもあり、詳しい知人に時計についていろいろと教わっている最中だという。
「いまはいろんな時計を見ながら、自分にどんなものが合っているのかを考えているところです。普段はあまりかっちりとした服を着ることがないので、スポーツウォッチ系がいいのかなと思っていましたが、最近はTシャツとジーンズみたいなカジュアルな格好に、あえてドレスウォッチを合わせるのが洒落ているという話も聞いたので、また選択肢が広がってしまいました(笑) 」
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デビューから3年を振り返って気付く、自分たちの進化
2023年に公開された初のライブドキュメンタリー映画『BE:the ONE』の第2弾として、11月15日より『BE:the ONE-MEANT TO BE-』が全国公開される。グループ結成時から目標としていた、東京ドームでの公演に至るまでの日々を記録した作品だ。
映画の中で結成当時の自分たちの姿を見たJUNONは、改めて3年という月日が自らにもたらした変化に気付く。
「こうやって振り返ってみると、みんなすごく子どもっぽくて、3年間で顔つきが変わったなって気付かされますね」
東京ドーム公演を実現させるという目標は、決して容易いものではない。『BE:the ONE-MEANT TO BE-』には、メンバー7人で力を合わせながら、少しずつ、しかし着実に前に進んでいく姿が鮮明に映し出さられている。LEOはデビューからこれまでの道のりについて語る。
「ただがむしゃらにひとりで闘うしかなかったデビュー前の方が、どちらかというと大変だったかもしれません。夢を追いかけているときはずっと孤独で、不安も、辛いこともたくさんありました。でもいまはBE:FIRSTとして成し遂げていくべき目標に向かっていくだけだから、なにも迷うことなく前に進んでいくことができます」
12月には4大ドームツアーというさらなる大舞台が待ち構えている彼ら。ハードルをひとつ超えると、目の前にはさらに大きなハードルが立ちはだかる。そんな日々を送る中で、急速に成長しているという実感はあるのかという問いに対して、JUNONは答える。
「昨日よりも今日、今日よりも明日のパフォーマンスのほうが断然いいと思えるぐらい、毎日進化を実感しています。去年のアリーナツアーもそうだし、ドームもそう。ライブを見返すと、いまのパフォーマンスの方が全然いいなって思うんです。いつもコンサートが終わると、みんなで反省会を開いて『ここはもっとこうした方がいい』って意見を出し合いながら、毎回パフォーマンスをブラッシュアップしているんです。この時計を前に、改めて7人の“時”を意識すると、3年は短いようで同時にとても長かったようにも感じますね」
その言葉にLEOも続ける。
「このメンバーとなら、どんなに大きなハードルでも乗り越えていける自信があります。僕の中では、どんなに偉い評論家よりも、どんなにすごいスーパースターよりも、メンバーに褒められるほうが嬉しいって思えるぐらい、特別な存在なんです。みんな数年後を見据えて計画的に闘っていけるようなタイプではありませんが、いま目の前にある1分1秒に、全力で向き合っていきたい。僕の尊敬する人が普段から 『時間はすべての人に平等だから』 と言って腕時計にはこだわるんです。今日、その意味が少しわかった気がしました」
『100人が語る、100の腕時計』
Pen 2024年12月号 ¥990(税込)