自分好みにカスタムできる、“カフェ超え” の最高峰マシン【神原サリーが選ぶ今月の家電】

  • イラスト:信濃八太郎
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〈全自動コーヒーマシン〉
De’Longhi Eletta Explore Wi-Fi model(デロンギ エレッタ エクスプロア Wi-Fiモデル ECAM45086T)

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自動ミルク泡立て技術「ラテクレマ」や、新搭載となったコールドブリュー機能などを有する、デロンギの最上位機種としてラインアップ。¥348,000(編集部調べ)

カフェで味わうような本格的なコーヒーメニューが楽しめる――。そんな謳い文句は聞き飽きたかもしれないが、並みのカフェでは太刀打ちできない最高峰の一台がここに誕生した。デロンギの「エレッタ エクスプロア WI-Fiモデル 全自動コーヒーマシン」だ。ホット・コールドともに多彩なミルクメニューを全自動で仕上げるのはもちろんのこと、通常なら12時間もかかるコールドブリューがわずか5分ほどの抽出時間で出来上がるのだ。エスプレッソのような圧力をかけず、挽きたての豆にポンプで水を少しずつ注ぐ方式を採用。香り高く、苦みや酸味が少ない甘みのある水出しコーヒーとなる。なんとも豊潤な味わいに贅沢な気分になること請け合いだ。

ホットとコールド、それぞれに専用のミルクタンクが用意され、ホット約60度、コールド約20度というミルクが最も甘くなる絶妙に調整された温度でミルクを自動抽出する泡立て技術「ラテクレマ」も素晴らしい。牛乳だけでなく豆乳、オーツミルク、アーモンドミルクなどの植物性ミルクもふわふわでリッチな泡になる。

3.5インチのカラー液晶タッチパネルで直感的に操作できるのもいい。専用アプリ「コーヒーリンク」でスマホと連携させれば、豆の特性に合わせた挽き具合・抽出に最適化するほか、好みに応じたカスタマイズも可能だ。トレイがリフトアップでき、抽出口が可動するので、付属のタンブラーにそのまま抽出して、オフィスなど外出先にもお気に入りのコーヒーを持ち出せる。ティーメニューにも対応し、給湯ノズルを付け替えれば、緑茶や紅茶などに最適な温度でお湯を注げる。チタニウムグレーの本体にブラックのアクセントが効いたフラグシップらしい凛とした美しさが光る。

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エスプレッソなどの定番コーヒーはもちろん、ミルクメニューやテイクアウトメニューも液晶パネルから選択可能。豆量やミルクの抽出量のカスタムもワンタッチ操作だ。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/デロンギ・ジャパン お客様サポートセンター
TEL:0120-804-280

※この記事はPen 2024年11月号より再編集した記事です。