オム プリッセ イッセイ ミヤケが、フランス人デザイナーのロナン・ブルレックとともに取り組んだプロジェクト「クリエイティブ・セッション」と、2024/25年秋冬コレクションにフォーカスした特別展示を、21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3で開催されている。「ドローイング」と「服づくり」という二つの側面を切り口とする本展は、服づくりにおいて表現する過程とその挑戦を覗くことができる。

クリエイティブ・セッションでは、生き生きとした数々のドローイングから見出された色と形、そして筆致の流れる動きまでを服づくりに取り込んでいる。ドローイングの原画やそれを収める映像作品に加え、服づくりの技法ごとに分けた試作品や製作工程の映像を展示。そこからは、ロナン・ブルレックとデザインチームの交流を通して、互いにものづくりの本質や親和性を探りながら、新しいものを生み出そうとする姿勢を垣間見れる。

衣服との新たな関係性を見出そうと、一見異なる二つの創作分野が互いに向き合って交流する。一着の服の発想から形になるまでの発展を追った本展で、そのクリエイションに触れてほしい。

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