Facobookグループ「Our Old House」は、古い家屋を紹介するコミュニティだ。歴史を感じさせる家の内観や外観、リノベーションの模様を紹介する画像が数多く投稿され、世界中から203万人以上のメンバーが参加している。
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北イングランド・ヨークシャーに暮らすローレン・ジョーンズさんは、このグループに今年1月に参加した。築200年と思われる古い家を購入し、コツコツとリノベしている彼女。7月には改装したバスルームの写真をシェアする等、グループを楽しく活用している様子だった。
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そんな彼女がある日、衝撃的な画像を投稿。Mirror等のメディアが報道し、話題となっている。
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暖炉から大量の骨!
ジョーンズさん一家(ジョーンズさんと夫、子どもたち)は古い家に住みながら、主にDIYで改修工事を行っている。去る10月12日、古いタイルが印象的な暖炉があるリビングルームの工事に取り掛かったことをグループにシェアした。
グループのメンバーたちは「この趣のある暖炉がどんな風に変わるのだろう?」と楽しみに思ったはずだが、その日、ジョーンズさんは恐ろしいものを発見してしまった。
暖炉を掃除していたら、たくさんの「骨」がでてきたのだ。
発見した骨が人骨(肋骨や頸椎)のように見えたため、ジョーンズさんは警察に通報した。すぐに警官が駆けつけ、暖炉周りや骨の写真を撮影し、分析のため骨を採取した。
警察は暖炉付近を「犯罪現場の可能性がある」と位置づけ、骨の分析が終わるまで「暖炉の側面の工事は続けてもよいが、暖炉の中の部分はさわらないように」と言い残した。
気味は悪かったものの、ジョーンズさんと夫はこの段階ではあまりシリアスに考えていなかったようだ。骨は動物の骨で、200年前に住んでいた人が調理したものの残骸だと思ったからだ。
警察が去った後、言われた通り「暖炉の中」は触れず、暖炉のまぐさの上部分(アーチ型に積んだ石の下部分)のモルタルを削り取る作業に取り掛かった。
しかしここで、さらにぞっとする発見をしてしまった。
側面を構築する石積みの壁の中に空洞があり、何と中にびっしりと骨がつまっていたのだ!
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驚いたジョーンズさんは、その晩、何時間もかけて骨の形についてネットで調べたという。「これが人骨だったら?」「リビングルームの壁に死体が埋まっていたのだとしたら?」と考えると、身の毛もよだつ思いだったはずだ。
翌10月13日、再度警察がジョーンズさん宅を訪れた。そして「骨の分析が済むまで、リビングルームを閉鎖する」と通告。ジョーンズさんはその決定に従った。
人骨でないことをひたすら願うジョーンズさんだったが、わざわざ壁の中に骨を入れた理由が分からない。「人骨」であれば、事件を隠すために行った行為としてつじつまが合う。
ジョーンズさんの投稿を多数のネット民が閲覧した。3200以上の「いいね」に加え、ジョーンズさんを心配する人、骨の形について説明する人等、800以上のコメントが寄せられた。
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警察の分析の結果は…?
不安な思いで1日を過ごしたジョーンズさんだったが、警察の分析は早かった。10月14日に連絡があり、骨は人骨ではないことが判明した。
ほっと胸をなでおろした彼女だったが、なぜわざわざ動物の骨が壁の中に、しかも「大量に」隠されていたのか? その理由は不明のままだ。この部分の不気味さは残ったままだ。
しかし古い家は、暮らした人たちの歴史と物語がつまっているものだ。一連の「骨騒動」でジョーンズさんのページはフォロワーが一気に増え、この家の続報を待つ人は多い。
「壁の中の骨」の謎が解明した暁には、再びシェアしてほしいものだ。