ある中国の水族館の目玉であった巨大なサメが、実は“ロボットだった”ことが判明。SNSでは怒りと呆れの声が相次いでいる。問題が発覚したのは、10月1日にプレオープンした中国湾岸の深圳市の水族館「小梅沙海洋世界」。Jam Pressによると、約6,000円の入場料の同水族館には開園1週間で約10万人が訪れたという。
彼らのお目当ては、このテーマパークの主役である体長18メートル以上の世界最大の魚、ジンベエザメ。しかし、そのジンベエザメが“ロボット”だったのだ。水槽越しに撮影された写真では、明らかに胴体に繋ぎ目があり、そのクオリティはまるで小道具のよう。バレない方が難しいだろう。
事実が明らかになると、来場者たちは怒りをあらわにし、払い戻しを求める声も多く「期待していたのに、機械のジンベエザメしかいなかった。全然面白くない」との意見も見られた。また、SNS上では「またやってくれたか」「なんちゃって〇〇多すぎ」「逆に面白い」といった呆れた声が飛び交った。この批判に対し、水族館の関係者はロボットを展示した理由について、ジンベエザメの取引禁止法を遵守するためだと主張。
しかし、一部の評論家は「動物愛護のためとはいえ、ニセモノを見せるくらいなら、何もない方がまし」と批判していることをNEW YORK POSTが報じている。さらに、水槽内の魚の健康状態にも疑問が呈されている。
「魚の世話はプロフェッショナルではありませんでした。魚の何匹かに白い斑点がありました。一部の魚は健康状態も良くなかったようです」
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以前にもあった!?偽パンダに「騙された」の声
中国がこのような問題で、物議を醸したのはこれが初めてではない。中国の複数の動物園が、犬をパンダに見えるようにペイントしたことで非難を浴びた。今年5月に注目を集めたのは、江蘇省東部の泰州動物園にいる、パンダのように白と黒に染められた2匹の“チャウチャウ犬”。動画には、パンダのようにペイントされている犬がフワフワの尻尾を振っている様子が映し出されている。
偽物のパンダだと発覚後、動物園の職員は批判に対し、犬たちに害はないと反論。「人間は毛を染めます。それと同じで、犬も毛を染めることができます。髪の毛と一緒です」と綴った。
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