アメリカ ニューヨーク州のある食料品店で売られていた青色のロブスターが、現在、NYの水族館で一躍有名になっている。200万分の1の確率で見つかるという青いロブスターだが、4歳のパーカー君と3歳のザカリー君は、母親のダニエルさんと一緒に買い物中、偶然にも売り場の水槽でこの青色のロブスターを見つけた。
「水槽の近くに行ったとき、パーカーが『あれ、青い!』って叫んだの」と母親のダニエルさん。
ダニエルさんが撮影した動画には、通常のロブスターの中で際立つ青色のロブスターが映し出されているのがわかる。これをみた兄弟の興奮は収まらず、母親は思わず撮影した動画をニューヨークのヴィア水族館に送り、スーパーのスタッフに「水族館から電話が来るよ」ジョークを伝えたそうだ。
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保護されたロブスターのその後は?
後日、実際にその報告をみた水族館がスーパーからこの青色のロブスターを救助。無事に水族館で保護をすることになった。検査の結果、このロブスターの青色はまれな遺伝的欠陥の可能性があることが判明。水族館の関係者は、「この色は本物の青いロブスターとは言えないかもしれませんが、確かに色が濃い」と説明。
「食餌によって色が変わることもあります。特にエビを多く食べると、青くなることがある」と続けた。また、遺伝子検査を行うことで詳細が分かるが、ロブスターの殻が硬いため、難しいという。この特別なロブスターは、10月に水族館で展示される予定だ。
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過去には、“オレンジ色”のロブスターも発見された
実は、スーパーで命拾いをしたロブスターは今回が初めてではない。今年8月には、同様にニューヨーク州のスーパーで、3000万匹に1匹と言われる希少なオレンジ色のロブスターが発見されており、保護団体に引き渡された。
保護団体のHumane Long Islandは、保護した後に獣医師の協力を得てロブスターの健康状態を確認し、無事に野生の海に放流することができたそうだ。
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