ラッパーが主催する“仕事中”に撮影した動画コンテストに、レストラン・チェーンの女性従業員が応募した。女性が店で撮影した動画はTikTokで大バズリし、見事コンテストで優勝。ところがレストラン・チェーン側は、動画撮影が規則違反に当たるとして、女性を解雇した。女性側は、誰も傷つけていないし規則違反でもないと主張し、猛反発している。
職場で同僚と撮影 SNSで大注目!
動画を投稿したのは、米アトランタのレストラン・チェーン、ワッフル・ハウスで働いていたヤディラ・ラミレスさん。人気ラッパーのラトーが、“仕事中”の最高のビデオ・クリップを投稿したファンに、1万ドルとミュージック・ビデオに出演するチャンスをプレゼントすると発言したため、自分が働く店舗で動画を撮影した。
ラミレスさんと彼女の同僚たちは、動画の中で、皿洗いをしたり、現金を数えたり、ワッフルを食べたりしながら、ラトーの曲「Brokey」に合わせてリップシンクした。TikTokに投稿されたこの動画は、これまでに2900万回以上再生され、410万いいね!を獲得している。ラミレスさんの動画はコンテストで見事優勝した。
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いきなり解雇…女性の言い分は?
ところが、この動画を投稿後、ラミレスさんは会社から解雇された。新たに投稿したビデオのなかで、彼女は解雇が不当だと主張。撮影の際には、自分を解雇したマネージャーも現場にいたが、撮影を止めることはなかったとしている。それなのに、ビデオがバズった後に、批判の矛先は自分だけに向けられ、動画に関わった他の従業員はだれも解雇されなかったと訴えている。
ラミレスさんが解雇されたことを知ったラトーは、ラミレスさんに連絡を取ったという。その後2人は会い、一緒に踊っている動画を撮影してTikTokに投稿した。動画のなかで、ラトーは賞金1万ドルの現金をラミレスさんに渡しており、こちらも221万回再生される人気となっている。
ラミレスさんは、たった1本の誰も傷つけることのない動画を投稿したことで、6年間も働いた店をクビになったと感情的に語っているが、新たな道に進む決意もできているとした。
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解雇は正当? 世間の見方は厳しい…
ネット上では、ラミレスさんに同情する声もあるが、クビになってもしょうがないという厳しい意見も出ている。
デイリー・メール紙のコメント欄には、「許可なく勤務中に制服姿で動画撮影なら問題」「撮影中も給料が払われていて、客の前でやっていたのなら会社は迷惑」「ビデオそのものより、彼女の倫理観欠如や幼稚さが解雇の理由だと思う」「撮影した本人が悪いことだと分かっていないことのほうがよっぽど問題」などの意見があった。
ニューヨーク・ポスト紙のコメント欄でも、「見て見ぬふりをしたマネージャーも悪い」「文化的、世代的な問題と言える」「賞金の一部は会社にも払うべき」「もらった賞金で学び直せ」などのネガティブな意見が多かった。
ちなみに、両紙ともワッフル・ハウスにコメントを求めているが、解雇の正式な理由は現時点で明らかにされていない。
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@yadirajramirez1 #WH #atlantawafflehouse #druskiwafflehouse #webeworking #fyp #hard #fye #working #wesellingsmoreswaffles #baddies #latto @BigLatto ♬ Brokey - Latto
優勝したラミレスさんの動画。
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@yadirajramirez1 part 2.. @BigLatto ❤️ #thankyou #fyp #goingin #up #blessed #atl #atlanta #not#2 ♬ Brokey - Latto
ラトーが1万ドルをラミレスさんに渡す動画。
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