キャサリン妃、化学治療終了宣言後の初公務でのファッションに称賛の声「上品」「さりげない高級感が見事！」

  • 文：宮田華子
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@KensingtonRoyal – Xのキャプチャ画像

10月2日、キャサリン妃がガンの化学治療終了宣言後初めて、公に姿を表した。終了宣言の後、仕事の打ち合わせはしていたが、「公に姿を見せる」仕事はウィンブルドン・テニス選手権の最終日以来、久し振りのこと。

 


ウィンブルドン・テニス選手権（全英オープンテニス）最終日。キャサリン妃はスタンディングオベーションで迎えられた。

キャサリン妃が姿を見せたのはウィンザー城。この日の「お出まし」はある人物に会うためのものだった。

この日、ウィリアム王子はウィンザー城で叙勲式を行った。

 

この式の模様の写真撮影を担当したのは、現在ガンと戦っている16歳のアマチュアカメラマン、リズ・ハットンさんだった。

 


病気と気丈に闘っている、リズ・ハットンさん（16歳）。

彼女は現在、希少ガンの1つである「線維形成性小円形細胞腫瘍」と闘っている。今年1月に診断され、医師から「半年から3年」の余命宣告をされた。

この診断を受け、彼女の「人生でやりたいことリスト」を友人がネット上で公開。写真家になることが夢であるリズさんは、様々な「夢の機会」での撮影を希望した。

今回の叙勲式の撮影は、彼女の願いを知った王室側がオファーしたもの。キャサリン妃は、リズさんと会いうためにウィンザー城に出向いた。そして叙勲式の後、彼女との面会の時間を持った。

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おとなしめのコーデに「キラリと高級感」

この日のキャサリン妃のファッションは、シンプルなスーツ姿だった。これまでに何度か着用している「Roland Mouret」のベリー色のスーツにベージュの丸首のインナーをチョイス。フォーマルになりすぎないすっきりとした装いだった。

 


右端が今回のコーデ。

一見「おとなしめ」の装いだが、注目されたのは耳元。ゴージャス感を演出できる「Cassandra Goad」の「Temple of Heaven イアリング（イエロー・ゴールド）」を着用していた。

現在完売中の品だが、お値段は2780ポンド（約54万円）！

キャサリン妃が持っているジュエリーとしては高額な部類に入るものではないが、一般的にはラグジュアリーなジュエリーだ。シンプルなスタイルに、「1点豪華」を上手に入れ込むテクはお見事。多くのファッションメディアも賞賛している。

 


耳元にゴージャス感をプラス。

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リズの勇気と才能を称えて…

叙勲式での写真撮影という重責を終えた後、リズさんはキャサリン妃とウィリアム王子と面会した。

 



リズさんが撮影した叙勲式の「公式」写真。

キャサリン妃とリズさんは温かなハグを交わし、その日の撮影について、またガンとの闘いについて話し合った。

 


面会にはリズさんの家族（両親と弟）も同行した。

 ウィリアム王子とキャサリン妃は公式SNSにリズさんへのメッセージを添えている。

「今日はウィンザー城でリズさんに会えたことを嬉しく思っています。（彼女は）才能あふれる若い写真家であり、彼女の創造性と強さは私たち2人にインスピレーションを与えてくれました。写真とあなたの物語をシェアしてくださってありがとうございます。❤️ W&C」

リズさんも、この出来事について、自身のinstagramで下記のように綴っている。

「先日、ウィンザー城に招待されたことを光栄に思います。イベント（叙勲式）の写真撮影をしただけでなく、家族と一緒にウィリアム王子とキャサリン妃に会うことができたことも喜びでした。この出来事に関わってくださった皆さんに感謝します」

 


ウィリアム王子＆キャサリン妃と面会後、リズさんはBBCをはじめとする多数のメディアに出演した。

リズさんと病との闘いは厳しいものだ。しかし彼女のまっすぐなまなざしと勇気ある行動は、これからも多くの人々に力を与えるはずだ。

リズさんはこれからも撮影を続けていく。彼女の写真はinstagramから見ることが可能だ。

 


ロンドン・ファッション・ウィークで撮影した作品。

 

 

【次ページ：動画で確認】キャサリン妃とハグを交わした写真家の少女

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イギリスの情報番組に出演したリズさん。落ち着いた物腰で、プレゼンターと話をしている。