2018年にメンズコレクションを発表して以来、最上級の素材や高いテーラリング技術で魅了するザ・ロウ。洗練されたシンプルな服に宿った、クラフツマンシップを探る。

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究極のシンプルさを追求し、装飾性を排したローファー

モデル名の「NOVUS（ノヴス）」は、ラテン語で「新しい」「珍しい」の意。究極のシンプルさがいかに希少であるか。それ故、そのシンプルさが新たな付加価値となることを示している。上質で艶やかなボックスカーフを用い、ひとりの職人がすべて手縫いで仕上げたローファーは、革の接ぎ部分を極限まで少なくしたアッパーのつくり、ステッチのない美しい履き口など、無駄を削ぎ落としたデザインが、ザ・ロウのものづくりのアティテュードを体現する一足。 

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極上のハイゲージセーターを、カットソー感覚で着る贅沢

カットソー感覚で着られるボクシーフィットのモックネックセーターは、日常に寄り添う上質で心地よいワードローブとして、2023年にローンチした「エッセンシャルズ」のもの。エクストラファインウールによるなめらかなニット生地が優しく身体を包み込み、ほどよい高さに設定されたリブ編みのモックネックが、ルックスを適度に引き締めてくれる。ミニマルなデザイン故にスタイリングを選ばず、10年後も愛用できることは間違いない。

 

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精緻を極めたディテールに見る、最上級のテーラリング技術

ザ・ロウの定番ファブリックである、カシミア混のコットンドリル生地で仕立てたオーバーサイズシャツも、「エッセンシャルズ」の一枚。コットンとカシミアという、異質な素材を独自にブレンドした梳毛織物は、軽くて暖かく、微かに起毛しているかのような心地よい手触りが魅力だ。さらに特筆すべきは、ディテールの随所に見られる正確なテーラリング技術。縫い代を限りなく細く仕上げた寸分違わぬ細かなステッチに、職人の手仕事がうかがえる。

 

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JOE BACKPACK

表裏ともにレザーで仕立てた、控えめながら妥協のないバッグ

しっとりとして手馴染みのいいグレインカーフを用いたバックパック。ボディ、ストラップ、クロージャー、そしてライニングに至るまで、すべてにレザーを使用。見えない部分にまでこだわりを尽くしたミニマルなデザインが、ザ・ロウのフィロソフィーを物語る。閉じ口がきれいに円を描くのも特徴で、どの状態にあっても、どの角度からでも美しく見えるよう計算されたつくりもザ・ロウならでは。今季は「コアラグレイ」というニュアンスカラーで登場。