イタリアで創業したヘルノ(HERNO)は、アウターブランドからスタートしつつも、現在はトータルでウエアを揃えられるラグジュアリーブランドへと進化している。この冬も、上質な素材を使った着心地の良いアイテムが、アウターを中心にラインアップした。
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リラックス感漂うスポーティなセットアップ。屋内のくつろいだ状況でも重宝しそうだが、ボリエステルにウールをブレンドした厚手のジャージー生地を使用しており、街でも様になる佇まいだ。機能面でも、やや起毛がかったフェルトのような素材感とメランジカラーによって温かく、ドローコード付きのフードにはナイロンを重ねており、ハイブリッドなデザインが光る。しっかりとした質感の見た目にもかかわらず、軽量な着心地も嬉しい。
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エコファーを使用した、見るからに暖かなドロップショルダーのチェスターコート。重厚感のある見た目に反して、軽量ポリエステルによって快適な着心地となっている。裏地には滑らかな着用が可能な、ポリエステルをベースにグログランテープを使用しており、細部まで凝った仕様となっている。あえて同系色のインナーやパンツとコーディネートし、その深い色味とリッチな質感を楽しみたい。新登場したシンボリックな「GLOSS BAG」をウエストに忍ばせ、ワンポイントを利かせるのも粋だ。
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ホワイトという究極にシンプルなカラーを、異なる素材によって豊かな表情を与えた一着。身頃のダウン部分には撥水シルクカシミアを使用しており、高級感と機能面を両立させている。シルクカシミア生地の撥水加工には、環境に配慮したPFCフリーの技術が使われている。ウールのニットを使用した袖の裏地には、ダウン入りのナイロンが重ねられており、スムーズに腕が通るようになっている。さまざまなホワイトのアイテムを取り入れ、冬のホリデーらしい華やかなコーディネートを楽しみたい。
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アメカジなどの定番アイテムでもあるコーデュロイのダウンベストも、カシミア混のコットンを使用した上質感のある細畝コーデュロイにより、他とは一線を画すヘルノらしいアイテムに。カシミア混のコットンは、化繊素材のコーデュロイ生地に比べ起毛がふっくらと柔らかく仕上がり、天然素材ならではの温かみが感じられる。比較的低めに仕立てられたスタンドカラーと、見ごろのたっぷりとしたボリューム感が、絶妙なバランスをもたらしている。