旅行業界の革命児エイチ・アイ・エスが、パリ中心地にコンセプトストアをオープン

  • 文:髙田昌枝(パリ支局長)
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PARIS パリ/フランス

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内装は、京都のヴィラ九条山でのレジデンス経験のあるゴリアト・ディエーヴルが担当。建築素材のポールを利用した、圧迫感のないスタイリッシュな棚が印象的だ。 © Sébastien Véronèse

エイチ・アイ・エスといえば、1980年の誕生以来、格安航空券を筆頭にホテル事業や航空業に乗り出すなど、常識を覆す試みを続けてきた旅行業者。フランス人に向けて、オーダーメイドの日本の旅を提案してきたエイチ・アイ・エス パリが、9月にパリ市庁舎にほど近い場所にコンセプトストアをオープンした。店を訪れることで日本を旅した気分になれるよう、日本国内のさまざまな地方の工芸、食材をキュレートして展示。毎月ひとつの都道府県にスポットを当てたコーナーを展開する。各地への旅の提案とローカルなプロダクトを結びつけるアイデアは旅行業者ならでは。日本への旅を夢見るフランス人にとって、注目のアドレスになりそうだ。

https://hisparis.com

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ガラス張りのファサード、日本の旅へ誘うビデオスクリーンが目印。 © Sébastien Véronèse

※この記事はPen 2024年11月号より再編集した記事です。