モータリゼーション先進国の象徴? クルマの修理工場におしゃれカフェが登場

  • 文:斎藤淳子
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BEIJING 北京/中国

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サンザシジュース割りコーヒードリンクと、ジャスミンが香るオリジナルケーキ。中国らしい食材を使用したメニューが揃う。 photo: THECORNER.

過去20年で急速に発展した北京は、モータリゼーションも一足飛びで進み、いまや東京(約380万台)の倍のクルマがひしめく超大都市へと変貌した。クルマの所有率アップとともに必要とされたのが、修理工場だ。修理中に純正パーツを偽物に交換されるなんていう悪質行為は減ったが、メーカー指定の工場の多くは郊外で遠く、忙しい都市住民のオーナー泣かせだった。

問題解決にひと役買ったのが、自動車整備場の一角に待合室としてオープンした、「THECORNER.」。良質な修理サービスを市内で提供するだけでなく、修理の様子を間近にコーヒータイムを楽しめるコンセプチュアルなカフェとして、人気を集めている。

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クルマの修理工場の一角を利用した店内。顧客のみならず、カフェ目当ての若者客にも大人気だ。 photo: THECORNER.

※この記事はPen 2024年11月号より再編集した記事です。