愛らしい外見で人気を誇る「パンダ」。そのイメージとは裏腹に、時に攻撃的になることもあるようだーーー。
中国の動物園で、パンダが飼育係の女性に襲いかかる瞬間が捉えられた。目を疑うようなハプニングが大きな話題を呼んでいる。このハプニングは9月19日、中国南西部の重慶動物園で発生した。メスのジャイアントパンダ「ディンディン」が女性飼育員に襲いかかったのだ。
事の発端は、ディンディンが従業員用の部屋に入ろうとした際、女性従業員がドアを力強く閉めたことだった。何度も入ろうと試みるディンディンに、飼育係がドアを閉めた瞬間、突然彼女に襲いかかったという。
来場者が撮影した映像には、ディンディンが飼育係にタックルし、彼女の上に乗り上げる恐ろしい光景が映し出されている。さらに、パンダは恐怖に怯える彼女の腕に噛みつく様子も捉えられ、周囲の来場者からは悲鳴も上がっていた。従業員は必死にパンダを抑えようとするが、体格の大きなディンディンは反撃をやめない。
幸運にも、ディンディンが他に気を取られている隙に、飼育係は無事に逃げ出すことができた。メディア『Newsflare』によると、彼女はその後、病院で手当てを受けたという。
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「あの可愛らしいパンダが…?」とユーザー
この映像はSNSで瞬く間に拡散され、多くのユーザーが愛らしいパンダのイメージからは想像できない行動に衝撃を受けている。
「あの可愛らしいパンダが…?怖すぎる」「衝撃的。飼育員も怖かっただろうに」「パンダは野生動物だということを忘れてはいけない。襲われたらたまったもんじゃない」との声が寄せられている。
重慶動物園は、その後同様の事件が再発しないよう、安全対策を強化すると発表。この動物園は1953年に設立され、ジャイアントパンダやレッサーパンダ、華南トラ、ホワイトタイガーなど多様な動物を飼育している。実際、ジャイアントパンダはその愛らしさで人気を集める一方、強力な顎と鋭い歯を持つ危険な動物でもある。大人のパンダの体重は約130キロに達し、脅威を感じると深刻な危害を加える可能性があると言われている。
現在、ディンディンは変わらず一般公開されているが、来園者と飼育係の双方にとって安全な環境を確保するための対策が求められる。
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