「ちゃんとしてると思ってたのに……」サッカー欧州選手権でドイツ鉄道の悪評広まる

  • 写真&文:河内秀子
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BERLIN ベルリン/ドイツ

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欧州選手権の開催に合わせて、ドイツ代表選手の出身駅には写真のような看板が取り付けられた。写真は「ジャマル・ムシアラの故郷」と書かれたシュトゥットガルト中央駅。 

3便に1便が遅延し運休もしばしばと、国内で悪評が広まるドイツ鉄道。今年6月から7月にかけてドイツで開催されたサッカー欧州選手権で、その事実が世界中に広く知れ渡ってしまったようだ。

開幕して間もなく、ドイツ鉄道で散々な目にあった観客の体験談を各国メディアが次々と報告。「4時間近く余裕を持って移動したのに相次ぐ遅延と運休で、スタジアムに到着したら試合は既に後半25分になっていた」という話もあった。史上最高にエコな欧州選手権を目指して代表選手にも鉄道移動が推奨されたが、遅延で到着が間に合わず、プレスカンファレンスを中止にしたチームも。ドイツ鉄道に名誉挽回の機会はあるだろうか?

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ドイツ最速の環境保護者!」と書かれた高速鉄道ICE。定刻に到着すればね、と思わずツッコミたくなる。

※この記事はPen 2024年10月号より再編集した記事です。