限定発売のオープンシェルフ「ストリング」からヴィトラの新作ソファまで【Penが選んだ今月のデザイン】

  • 文:高橋美礼(デザインジャーナリスト)
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1.1949年のオリジナルを再現し、日本では50個を限定発売

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記念スタンプが押印された棚板が1枚入る。9月6日発売。¥37,620

棚板、ウォールパネル、ブラケットという3つの要素だけで構成されるオープンシェルフ「ストリング」。スウェーデンで1949年に誕生して75年を迎えた今年、サイズ・カラーともオリジナルをそのまま再現した限定モデルが全世界で1949個のみ生産された。ブルーのパネルと無垢パイン材の清涼感あふれる組み合わせは、時代を超えて愛される佇まいだ。基本構造は現行品と変わらないので、好きなコンビネーションを楽しむこともできる。

「ストリング 1949-2024」

ストリング ファニチャー
https://stringfurniture.com

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2.ヴィトラから登場した、パンター&トゥーロンの新作ソファ

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本体にはリサイクル素材のアルミニウムや再生PET繊維などを使用。9月5日からコンランショップにて先行発売。¥537,900~

デザインデュオのパンター&トゥーロン(ステファノ・パンテロットとアレクシス・トゥーロン)が初めてヴィトラのためにデザインを手掛けた「アナグラム ソファ」。住まいの中心で大きな面積を占めるソファは使う人と一緒に進化することが重要だ、と考えられたモジュール構造のソファだ。モジュールを組み替えられるだけでなく分解やメンテナンスの容易さにも配慮。動物性由来の素材を一切使わない徹底した思想を貫いている。

「アナグラム ソファ」

ヴィトラ
https://store.vitra.co.jp

※この記事はPen 2024年10月号より再編集した記事です。