機内で隣の男性が大股開き…スペースを奪われた女性の投稿に共感の声続々「自分も同じ状況に陥った」

  • 文:山川真智子
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Thanakorn.P-Shutterstock ※画像はイメージです

「飛行機の中で、隣席の脚を広げた男性客に足元のスペースを奪われた」。こんな経験をした女性が投稿した映像が、ソーシャルメディアで大きな反響を呼んでいる。男性には男性の、女性には女性の言い分もあり、ネット上で議論を巻き起こした。

脚が動かせない…迷惑な男性の大股開き

映像を投稿した女性は、カナダに住むエリン・レンペルさん(21歳)だ。マニトバ州ウィニペグからアルバータ州エドモントンまで、所要時間1時間半のフレア航空のフライトを利用した。

カナダのグローバル・ニュースによれば、レンペルさんは真ん中の座席に座ったが、両脇は男性だった。もともとゆとりのない座席だったため、足元のスペースはギチギチ。そこへ右側の男性が脚を大きく開いて、彼女のスペースに入り込んできたという。

レンペルさんは右側の男性の脚を軽く押し戻して、困った気持ちを伝えようとしたが、うまくいかなかったという。そこで彼女は、自分の股の間から手を伸ばし、座席の下に置いたものを取るという行動に出た。その結果、男性は膝を押されて脚の位置を変えざるを得なくなったそうだ。

大股開きの男性に圧迫されピンチになった様子を、レンペルさんはTikTokに投稿。「なぜあんなに広いスペースが必要なのか」とキャプションを付けた動画は、1800万回以上再生されている。

女性は共感 男性は正当化?

実はレンペルさんはモデルで、身長188センチ。右側の男性は彼女より背も低かったので、そこまでスペースが必要ではなかったはずだと語っている。グローバル・ニュースによれば、ビデオをシェアした理由は、「ごく一般的な状況に光を当てるため」で、多くの女性が声を上げられず我慢しているのではないかと語った。

もっと強い態度に出ればよかったのにという意見もあったが、レンペルさんは、「大声を出したり怒鳴ったりすれば、とても危険な状況になるかも」と話している。これに共感する女性も多く、「自分も同じ状況に陥った」「緊張して声を上げられないと思う」「泣いていたかも」などの意見があった。

もっとも男性からは「かなり残酷な」反応が返ってきたという。特に、「男としてはそうやって座ったほうが快適」「背の高い男性は脚がうまくフィットしない」など、男性側の行為を正当化しようとする男性たちからの意見が多かったという。

他人のスペースは尊重すべき 本来開く側が対応を

フォックス・ニュースによれば、座席のアップグレードをしていたら問題はなかったという意見もあった。これに対しレンペルさんは、そもそも節約のため90ドル(約1万3000円)の格安フライトを利用したので、アップグレード代20ドル(約3000円)を払いたくなかったとしている。

客室乗務員に助けを求めればよかったという意見もあったが、レンペルさんは自分の場合は「1時間半のフライトで騒ぎを起こす価値があるとは思えなかった」と説明。他の乗客はそうすべきかもしれないとした。

エチケット専門家のジャックリーン・ウィットモア氏は、本来機内では全員のパーソナルスペースが尊重されるべきだと指摘。脚が長い乗客なら、通路側か足元の広い席を予約すべきだとしている。

ちなみにフォックス・ニュースがフレア航空に今回の件でコメントを求めたところ、「顧客間の意見の相違に踏み込むべきではないと考えている」との回答だったという。

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@erinrempel

why would anyone EVER need that much room??? i tried to get him to move but he wouldnt

♬ female rage - bel6va

再生回数1800万回超。とても窮屈そうな話題の動画。

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@loumayyy I swear he watched me film this too. Should’ve asked for his @ #manspreading #femalerage ♬ female rage - bel6va

大股開きの被害にあった別の人の動画。

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@claireandpeter

GOODBYE

♬ this is what space feels like - JVKE

 

大股開きの被害が通路を挟んで拡大している動画。

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