愛犬にも快適な空の旅を! ニューヨークで世界初の犬用エアラインが就航

  • 文:稲石千奈美
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WEST COAST 西海岸/アメリカ

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小規模な空港を利用するので、保安検査での行列など、搭乗時のストレスを避けられるのも魅力。 photo: BARK Air

ペット市場が伸び続けているアメリカで、ドッグファーストのエアライン「バークエア」が、この夏ニューヨーク‒ロサンゼルス間で就航した。最大9匹の犬と付添人たちを乗せる機内は、犬が自由に動き回れるように設計され、フェロモンスプレーや音楽で犬がリラックスできる環境を整えている。犬用のおやつやおもちゃも多種多様に用意し、ファーストクラス級のサービスでおもてなしする。

プライベート機の発着が多い小規模空港を利用する同区間の運賃は、片道6000ドル(犬1匹と付添1名)。すでに初飛行は完売、現在も数カ月先まで満席だ。大好評のこのサービス、すでにサンフランシスコやマイアミ、ロンドンやパリへと路線拡張している。

https://air.bark.co

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機内を歩き回ったり、寝そべったりする犬たち。使用されるブランケットには、犬が最優先という意味のスローガン、“dogs fly first”が記されている。 photo: BARK Air

※この記事はPen 2024年10月号より再編集した記事です。