スターバックス・コーヒーのバリスタを思わせるエプロン姿の猫が、インスタグラムで猫好きの人々の心を掴んでいる。身に着けるエプロンはネットショップで大人気。地元のスターバックスのスタッフからも歓迎されており、バリスタならぬニャリスタは、一目置かれる存在となっている。
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元は保護猫…飼い主が始めた着せ替えで人気に
話題の猫は、米カリフォルニア州サンタクララに住む、8歳の雌のチャトラ、ワッフルだ。ニュースサイト、クーリエ・エクスプレスによれば、ワッフルはキャシー・グオとサム・シー夫妻が2015年に迎えた保護猫だ。夫のサムはガーフィールドの大ファンで、オレンジ色の猫をずっと探していたらしい。
猫が大好きな夫妻は、インスタグラムでワッフルのアカウントを作成し、様々な衣装を着せたワッフルの写真を投稿してきた。フォックス・ニュースによれば、始めた当時は、ただ楽しみと笑いを求めてやっていたそうだ。
最初は首輪やバンダナ、マントなどの簡単なものから始め、だんだんと前足を通すような難しい衣装を着せるようになったという。次第にフォロワーが増え始め、2019年ごろから本格的にアカウントを運営するようになった。
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スタバでは準スタッフ扱い?
フォックス・ニュースによれば、人気となったワッフルのアカウントには、「ワッフルの着ている服はどこで買えるの?」という問い合わせがたくさんあったという。そこで、サムはワッフルの衣装をオンラインで販売することを思いついた。気まぐれな猫の性格を考慮し、服よりも調節が効いて着せやすいエプロンを売ることにしたという。
エプロンの販促として、夫妻はワッフルにスターバックスのバリスタ風のエプロンを着せ、ワッフルが前足を使ってまるでコーヒーをいれているかのような写真を撮ってみたという。多くの人に人気があるコーヒーをテーマにすれば、受けるのではないかと思ったからだ。
クーリエ・エクスプレスによれば、夫妻の予感通り、猫のバリスタのアイディアは人気となり、特注したワッフルのバリスタ・エプロンも、数千枚売れたという。現在夫妻は週末に撮影・編集した愛らしいワッフルの動画や写真をインスタグラムに投稿し、約2万8000人のフォロワーを楽しませている。ワッフルの活躍は、自宅近くのスターバックスにも知られており、店から従業員限定のピンバッジを贈られたそうだ。
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いまやスター級? 認知度アップでブランド契約も!
ワッフルをバリスタにするまでに、夫妻は小道具、コーヒー、エプロン、そして特注のスターバックス・キャット・ツリーなど、2万ドル(約290万円)の出費をしたという。クーリエ・エクスプレスによれば、現在も、高級キャットフード、おやつ、ボトル入りの水、コスチュームやおもちゃなどに、月500ドル(約7万2000円)から800ドル(約11万5000円)を費やしているという。
ワッフルの自己紹介には、“猫のコーヒー・パーリスタ(Purrista)”と書かれている。英語でPurrは猫の鳴き声の一種なので、日本語にすれば“ニャリスタ”と言ったところだろうか。
人気者になったことで、ワッフルはペット用サプリや猫用トイレのブランドとも契約を結んだ。サムはフォックス・ニュースに対し、ワッフルは我が子のようなもので、自分たちの人生において最も輝いている星だと述べている。
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巨大スタバ風カップに乗るワッフル。
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黒ゴマ・ラテを作る猫バリスタ。
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ハロウィン・コスチュームも完璧。
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パリ風でおしゃれに。
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家族としたお迎えされたときのワッフル。