海水浴客ら騒然、リゾート地に大量の移民船が! 漂着した衝撃的な瞬間

  • 文:大村朱里
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Shutterstock-Sandra Foyt ※写真はイメージです

スペイン・マヨルカ島のビーチで、アフリカからの移民を乗せた小型船が突如漂着。楽しいバカンスのひとときが一変する事件が起こった。

8月中旬、バケーションを楽しむ観光客で賑わうリゾートビーチに現れたのは、アフリカから約273キロの過酷な旅を終え疲れ切った移民たちだった。

SNSに投稿された映像には、20人ほどの男性が船から降り、海水浴客たちのビーチタオルを避けつつ砂浜を一列になって歩く姿が映し出されている。彼らは小さな荷物だけを持ち、危険な長い道のりを終え、疲れ果てている様子が伺える。

その場にいた観光客たちは呆然とし、何が起こったのか理解できない様子。海水浴を楽しんでいた彼らにとって、この異常な光景は、普段のビーチでのリラックスした時間とはかけ離れたものだったようだ。

Daily Mailによると、この日だけで到着した船は5隻に達し、他にも15〜18人が乗ったボートがあったという。また、2024年の第1四半期だけで、スペインには2万人以上の移民が海路で到着しており、その中には1,500人の子供も含まれている。

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イビザ島議長、「支援サービスのキャパシティが限界に」と警告

スペインにおける移民の流入は急増しており、特にカナリア諸島が主要な目的地となっている。アフリカ北西部から近辺にあるこの島々は、より良い生活を求める人々にとっての拠点となっているそうだ。

イビサ島のビセント・マリ議長は、この現状に不法移民の増加に対して対策を求める声を上げ、支援サービスのキャパシティが限界に達していると警告。セーブ・ザ・チルドレンのバルバラ・ゴンサレス・デル・リオ氏も、「出身国にニーズがある限り、人々は動き続ける」とし、移民の流れが止まらないことを示唆している。

2017年にも同様の出来事が...

2017年にサハラ・デ・ロス・アトゥネスのビーチでも、移民を乗せた船が岸に向かって進む姿が目撃され、これに驚く観光客たちの様子がソーシャルメディアに投稿されている。

スペインのメディアによれば、このボートには約40人の移民が乗っていたそうだ。観光客の一人が「何が起こっているんだ?」と呟く様子が映し出されており、この突然の出来事がいかに衝撃的だったかを物語っている。 

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スペイン・マヨルカ島のビーチにが突如漂着した、アフリカからの移民を乗せた小型船。

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2017年にサハラ・デ・ロス・アトゥネスのビーチでも、移民を乗せた船が岸に向かって進む姿が目撃された。