SAO PAULO サンパウロ/ブラジル
世界で人気の「レッドブル・ボックスカート・レース」がこの6月、5年ぶりにサンパウロで行われ、参加者らによる手づくりカート34台がタイムとユーモアあふれるカーデザインを競った。
2000年ブリュッセルでの初開催以来、ロンドン、東京などで行われてきたこのイベント、今回のテーマは「ギーク」だ。懐かしの映画『E.T.』『マッドマックス』のほか、ブラジルで根強い人気のアニメ「ドラゴンボール」「聖闘士星矢」などをオマージュしたカートが400mの下り坂を滑走した。手づくりカートは速さばかりでなく、予想外のハプニングも大きな見もの。ジャンプ台などで転倒、破損するたびに歩道を埋め尽くした観客が沸いた。
※この記事はPen 2024年9月号より再編集した記事です。