纏うことで完成する、アートと衣服の新しいカタチ
果たして、芸術とは鑑賞するだけのものなのか? フランス人アーティストのロナン・ブルレックとオム プリッセイッセイミヤケとのコラボは、アートの世界を拡張させた新たな試みだ。ファッションにとらわれないクリエイションの可能性を探り続けてきたイッセイ ミヤケらしいシャツは、動くたびにゆれ、ドローイングが躍動する。見るだけではない、“着て完成する”新しいアートを体感してほしい。
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ラグジュアリーの意味を問う、美しきサンダル
本当の贅沢とは誰かに見せるためではないところでのこだわりなのかもしれない。ちょっとそこまでのワンマイルウエアなどいい例だ。美しさと履き心地を追求するフェラガモのサンダルは、タンに表革のカーフ、アッパーにスプリットカーフ、フットベッドにメリノウールと、3つの素材を巧みに切り替えた。卓越した伝統の技と選び抜かれた素材、この一足には履いた者にしかわからない喜びがある。
※この記事はPen 2024年9月号より再編集した記事です。