全身に約170個以上のタトゥーが入った男性が、すべての刺青を除去するという大胆な決断を下し、その劇的な変貌がSNSで話題を呼んでいる。
身体の95%は刺青..除去を決意した理由とは?
かつてブラジルで "最もタトゥーが身体に入った男性”として名を馳せた、レアンドロ・デ・ソウザさん。彼は現在、過去の自分と決別し、新たな人生を歩み始めようとしている。酒やタバコ、薬物への依存を断ち切り、彼はこれまでに刻んできたタトゥーのすべてを消し去ることを決意したのだ。
Dailymailによると、レアンドロさんが最初にタトゥーを入れたのは13歳の頃。彼の体の95%はタトゥーで覆われており、顔全体には骸骨のようなデザインが施され、目の周りや鼻は黒く塗りつぶされていた。そんなレアンドロさんは、約10年前の離婚をきっかけにアルコールや薬物に依存するように。しかし、2年前にシェルターを訪れた際に伝道師に出会ったことからに2年前に改宗し、薬物や酒、タバコを断ち、全身のタトゥー除去という大胆な決心したそうだ。
除去には計8回の施術が必要
レーザー除去の施術はこれまでに2回行われており、彼の全身を覆うタトゥーを完全に消すためには、さらに6回の施術が必要とされている。その過程は、彼のインスタグラムで詳細に記録されており、腫れ上がった顔や施術前後のビフォーアフター写真から、その劇的な変化を垣間見ることができる。
最近投稿された写真では、かつてタトゥーで覆われていた肌に再び色が戻り、黒く塗りつぶされていた部分も薄くなっている様子が伺える。カメラに向かい笑顔を見せているレアンドロさんの姿は以前とは別人のようだ。
人生における最初の一歩は?
彼の長年の友人でありタトゥー師であるマーシオ・ムンホスさんは、レアンドロの変貌に対して次のように語っている。
「人にはそれぞれの道がある。彼が再び自分自身を見つけるためには、この変化が必要だと理解していた。彼が長年かけて積み上げてきたものを消し去るのは辛いが、彼にとって最善の選択だと思っている」
レアンドロ自身も、タトゥー除去の痛みについて「タトゥーを入れるよりも3倍は痛い」と述べながらも、その結果に満足していると語っている。
「改宗前の自分は、生きること自体に耐えられなくなっていた。アトラクションのように見られることが苦痛で、まるでサーカスの動物のような気分だった」
彼はさらに「人生における最初の一歩は、自分が一人では何もできないこと、そして自分が麻薬中毒者であることを受け入れることだった」と話す。レアンドロさんの彼が自身の過去と向き合い、人生の再出発を決心した勇気と決意は、多くの人々の希望の光となり得るだろう。
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