スコットランドで180年以上の歴史を紡いできたグレンモーレンジィが、新たなフラッグシップとなる「12年」を発表。その新ラインナップをお披露目するイベントも、東京・六本木ヒルズにて9月13日からは期間限定で開催される予定だ。
スコットランドの北ハイランドに位置するテインの街で、1843年に創業したグレンモーレンジィ蒸留所。ビール工場を改造し、背の高い中古のジン用のポットスチルを譲り受けてウイスキーづくりを開始したという歴史から、現在も全長約8メートルほどの高さがあるポットスチルでウイスキーづくりを行っている。スコットランドで最も背の高いポットスチルとしても有名な蒸留所だ。
そうした唯一無二のポットスチルや、スコッチでは珍しいミネラル分の豊富な硬水での仕込み、熟成に使用する樽へのこだわりから生まれるのが、世界中のウイスキーファンたちに「完璧すぎる味わい」と評されるシングルモルト。180年を超える蒸留所の歴史や伝統に敬意を払いつつ、クリエイティブな発想でグレンモーレンジィのウイスキーづくりを進化させてきたのが、世界屈指のウイスキークリエイターとして知られるビル・ラムズデン博士だ。
いまや多くのウイスキーで見られるウッドフィニッシュ(一定期間の熟成を経たウイスキー原酒をワイン樽など異なる樽に詰め替えて後熟させ、さまざまな香味を付与する手法)をいち早く導入するなど、ウイスキーの世界に数々の革新を起こし、現在の世界的なシングルモルトブームを牽引してきた。
今回、そんなビル博士とクリエイションチームが挑戦したのが、「グレンモーレンジィ オリジナル 10年」のバージョンアップ。新たなフラッグシップ「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」の開発だ。
エディンバラの博士課程に留学していた1984年に、ビル博士が初めて味わったシングルモルトがグレンモーレンジィだったという。
「最初の魔法のようなひと口と、複雑な風味の変化に魅了されたことが忘れられません。その後にグレンモーレンジィに携わるようになってからも、その最初の味わいの記憶に忠実なウイスキーづくりを目指してきました。そして最近になり、私とクリエイションチームは、フラッグシップウイスキーであるオリジナルをさらに美味しく生まれ変わらせることができないかと考え始めたのです」
そう話すビル博士らによる試行錯誤と探求の結果、たどり着いたのが“12年の熟成”。従来の「グレンモーレンジィ オリジナル 10年」よりも原酒の熟成期間を2年以上長く取り、バーボン樽で12年以上の熟成を経た原酒を使うことで、より甘美でシルキーな味わいや複雑な風味を引き出すことに成功した。
「よりなめらかで、よりクリーミーで、より複雑な味わい。オレンジ、バニラ、ピーチ、ハチミツといったグレンモーレンジィの伝統的な香味を“ボリュームアップ”させることができました」
ビル博士が自信と確信を持って世界のウイスキーファンに送る、グレンモーレンジィの新たなるシグネチャーウイスキーだ。
爽やかな柑橘のアロマから始まるスイートな味わいや最高のバランスなど、従来のオリジナルの特徴はそのままに、より香り高く進化した「グレンモーレンジィ オリジナル 12年」で楽しめるのは、まるで万華鏡のようにめくるめく味わい。まさに「すてきに、デリシャス」というブランドメッセージの通り、飲み手を軽やかに美味しさの高みへと導いてくれる。
ストレートやロック、シンプルなハイボールはもちろん、少量のオレンジピールやオレンジオイルを加えたハイボールで飲むのもお薦め。なお、9月13日から4日間限定で記念イベント「グレンモーレンジィ ハウス 2024」が六本木ヒルズにて開催。ゲストバーテンダーによるオリジナルカクテルの提供など、グレンモーレンジィをより一層楽しめるプログラムが展開される。デリシャスな10年から、ワンダフルな12年へ。180年のオリジンと進化が詰まった、グレンモーレンジィの新たな“顔”をご堪能あれ。
グレンモーレンジィ ハウス 2024
開催期間:2024年9月13日(金)~ 16日(月・祝)
開催場所:六本木ヒルズ 大屋根プラザ
東京都港区六本木6-10-2
www.mhdkk.com/brands/glenmorangie/sp/event2024/