「フォーシーズンズホテル」がついに大阪へ! 極上の和モダンな空間で、五感を魅了する滞在

  • 文:Pen編集部
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世界の主要都市やリゾート地で100を超えるホテルやリゾート、レジデンスを運営する、世界有数のラグジュアリーホテルブランド「フォーシーズンズ」。日本では東京・丸の内、東京・大手町、京都に次いで4カ所目となる「フォーシーズンズホテル大阪」が、この夏大阪の中心地・堂島にオープンした。ホテルステイを楽しむための見どころを紹介したい。

水都・大阪に誕生、アートとデザインと美食で感性を刺激するホテル

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川と運河に囲まれていることから「水の都」と呼ばれる大阪。「フォーシーズンズホテル大阪」は堂島川の傍に聳え立つ。

江戸時代から日本有数の米市場があり、商業の中心地として栄え発展してきた大阪・堂島。ここ数年、再開発が進みながらも、昔ながらの喫茶店が残っていたりなど古い街並みが残っているユニークな場所だ。

ホテルは今年5月に竣工したばかりの、船の帆をイメージしてつくられた高層ビル「One Dojima」の中の1〜2階、28階〜37階に位置する。

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「ONE DOJIMA PROJECT」に参加した、彫刻家・名和晃平のアート作品。

建物に着くと、名和晃平やジャン=ミシェル・オトニエルなどのアート作品がお出迎え。「旅とアート」をテーマに設計された超高層複合タワー「ONE DOJIMA PROJECT」の一環として、キュレーター兼美術評論家の南條史生の監修によって設置されたアートで、まず壮大なアートに心奪われること間違いなし。

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1階ロビー。和を基調とした空間で、チェックインを待ちながら疲れを癒やす日本茶が味わえる。

内装は、和の要素が至るところに感じられる日本の建築様式を取り入れたデザインに。日本を拠点に活動する3つのデザインスタジオ「キュリオシティ」、「SIMPLICTY」、「デザインスタジオ・スピン」がインテリア・デザインを担当し、フロアやエリアによってそれぞれ全く異なるデザインが味わえるのが特徴だ。

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スペシャルなコンセプトフロア「GENSUI(玄水)」も! ラグジュアリーを極めた客室

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28階「GENSUI」フロアのエレベーターホール。特別フロアのデザインはSIMPLICITYによって手がけられた。

まず宿泊をお薦めしたいのは、28階の「GENSUI(玄水)」フロア。旅館を現代的に解釈して表現した、畳敷きの客室からなる特別フロアで、エレベーターホールから神秘的な空間が広がっている。

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28階フロア「畳コーナースイート」。部屋に入ると、い草のリラックスした香りが立ちこめる。

木の温もりと畳、そして天井や壁の丸みを帯びたアーチ状の設えが美しい和モダンな客室。大きな窓からは自然光がたっぷりと入り、グリーンがアクセントになった癒やしの空間だ。

寝具には、日本のメーカー「昭和西川」の布団を使用。これまでフォーシーズンズホテルのマットレスは、全世界共通でアメリカのマットレスメーカー「シモンズ」のものを使用していたが、今回のコンセプトフロアを設置するにあたり導入。フォーシーズンズホテル大阪のオリジナルで作られた10cmほどのマットレスは2枚に重ねられ、極上の寝心地だ。

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28階で最も広い88㎡の「グランド畳スイート」。4人掛けの掘りごたつ式ダイニングテーブルが特徴。
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「グランド畳スイート」のバスルーム。和テイストなインテリアと広々とした空間が贅沢。
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日本茶サロン「SABO」。28階の宿泊者は、ここでチェックイン・チェックアウトも可能。

「GENSUI」フロア宿泊者限定で利用できる日本茶サロン「SABO」も設置。日本茶やお茶菓子、朝食がサーブがされ、ここでしか味わえない贅沢なおもてなしが堪能できる。

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「堂島スイート」の客室。窓際のソファに座り、絶景を堪能しながらお茶やお酒を楽しんで。

他フロアの客室も、キュリオシティのデザインによって贅沢な空間が広がっている。材木を使用した日本らしいデザインと、開放感溢れる大きな窓からの見晴らしが見事だ。

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「プレジデンシャルスイート」のベッドルーム。奥には巨大な浴室が。

ここで、全175室あるうちの一番大きな邸宅スタイルのスイートルーム「プレジデンシャルスイート」をご紹介。大阪城の城壁をイメージした壁とアート作品が出迎え、バーカウンター、リビング、書斎、キッチン、10人掛けの長テーブル、ウォークインクローゼット、浴室とどれもが想像を超えるスケール。まさに夢の空間が広がる。

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特別なひとときを過ごす、レストラン&バー

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ホテル最上階37階に位置するシグネチャーレストラン「江南春(ジャンナンチュン)」。大阪の街を一望でき、ランドマーク・大阪城も目にすることができる。

夜はオーセンティックな広東料理が楽しめるファインダイニング「江南春(ジャンナンチュン)」でディナーを堪能。料理長のレイモンド・ウォン率いるこちらでは、コース料理もしくはアラカルトでのオーダーが可能だ。

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ディナーコースの前菜。下「帆立の葱生姜和え」、左上「鮑(あわび)の清酒蒸し」、右上「烏賊の花椒マリネ」
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メインディッシュの「蟹の甲羅詰め」。蟹の形をしたジンジャーゼリーを溶かし、中に入ったクリーミーな蟹と絡めて味わう。
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シェフのシグネチャーメニューのデザート。京都の豆腐を手で切りレモン風味のシロップにつけた、まるでアート作品のような一品。

コース料理は、前菜からデザートまで全部で5品。季節によって変わるので、その季節ならではのメニューが味わえるのも楽しい。店内は個室も完備されているので、会食やプライベートでの利用にもお薦めだ。

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37階の「バー・ボタ」。中央の円形カウンターがドラマティックな雰囲気を醸すインテリア。

そして、1日の終わりに訪れたいのが「江南春」の隣にあるバー「バー・ボタ」。バーテンダーのアンドレイ・マルクのもと、「道頓堀スライダー」「梅干マティーニ」など、大阪の街からインスピレーションを得てつくられたというオリジナリティ溢れるカクテルがラインアップ。夜景を楽しみながら、大切な人と素敵な夜を過ごしてみては。

朝食は1階のダイニングへ。スパやプールなど、その他のサービスも充実

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1階のダイニング「ジャルダン」。大きな窓が一面に張り巡らされた明るい店内と、緑豊かな屋外のテラスが特徴的。

朝食は、フレンチビストロ「ジャルダン」へ。緑に囲まれた気持ちいい空間が、爽やかな朝食にぴったり。

朝⾷ビュッフェでは、フランスでは定番のバターがたっぷり⼊ったクロワッサンやパンオショコラなどたくさんのパンが並ぶ。

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アラカルトで選べる「クロワッサンベネディクト ポーチドエッグワカモレ スプラウト」。クロワッサンの上にアボガド、卵、バジル、そしてチーズがたっぷりかかったリッチなクロワッサン。

朝食だけでなく、ランチ、アフタヌーンティ、ディナーと幅広いシーンで利用できる「ジャルダン」。隣には、ベーカリーショップ「ファリーヌ」を併設。季節のペストリーや焼きたてパン、ケーキなどがテイクアウトでき、お土産にも最適。近くに来た際に立ち寄って、ホテルの味を持ち帰るのもお薦めだ。

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36階にある「THE SPA」のカップルトリートメントルーム。トリートメントでは、京都の神社でご祈祷を受けたアロマオイルを使用し、日本古来のマッサージで心身を整える。

他にも、36階のスパ&ウェルネスゾーンには、大阪の街を一望できる16メートルのプールに、お風呂、サウナ、ジムそして4つのシングルトリートメントルームとひとつのカップルトリートメントルームを備えたスパ「THE SPA」も。スパ以外の施設は、ホテルの料金込みで使用できるので、気軽に利用してみてほしい。

満を持して、大阪でのオープンとなった「フォーシーズンズホテル」。世界最高峰のサービスと空間で、豊かな寛ぎの時間を過ごしてみてはどうだろう。

フォーシーズンズホテル大阪

●大阪府大阪市北区堂島2-4-32
TEL:06-6676-8682
全175室 ¥132,825〜(税サ込)
※おひとり様につき大阪府宿泊税¥300を別途いただきます。
www.fourseasons.com/jp/osaka