パリ五輪の水泳会場で、競技中に選手のスイミング・キャップが脱げてしまうアクシデントが発生した。次のレースはキャップが回収されなければ始められない…。そんなときに、突然派手な水着の男性が登場し、さっそうとプールにダイブイン。見事キャップを拾い上げ、観客から大喝采を浴びた。この様子を捉えた映像は、ソーシャルメディアで拡散し、男性は五輪のヒーローと称えられている。
観客大喜び!花柄ビキニの謎の男性登場
アクシデントが起きたのは、7月28日に行われた女子100メートル平泳ぎの予選。アメリカ代表のエマ・ウェーバー選手のスイミング・キャップが、レース中に脱げてしまった。英テレグラフ紙によれば、プールの底には何台ものカメラが設置されたおり、キャップを取り除かなければ次のレースが始められなかったという。
そこに現れたのが、花柄のカラフルなメンズビキニを履いた男性だ。プールの端に急ぐと、ためらうことなく飛び込んで、底に沈んでいたキャップを回収した。
謎の男性のグッドジョブに、1万5000人の観客は大喜び。男性はプールから上がると、キャップを宙に振って無事回収をアピール。観客のほうも歓声や口笛で男性を称えた。
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命名“ボブ” SNSで話題沸騰
男性の活躍は、多くのメディアが取り上げた。BBCの中継チームは、「彼の水着に惚れた」とジョークを飛ばし、ユーロスポーツのコメンテーターは「これぞオリンピック・モーメント」と述べた。現場にいたNBCのオリンピック中継のアナウンサーは、男性を“ボブ・ザ・キャップ・キャッチャー”と命名。他のメディアも追随して、男性を“ボブ”と呼んだ。
ソーシャルメディアには、「象徴的」「レジェンド」「ヒーロー」などのコメントが並び、BBCスポーツの公式Xアカウントは、「この男性にメダルをあげて!」と投稿。男性の大活躍の様子はネットで拡散し、予想外の盛り上がりを見せた。
実はライフガードだった…本名は明かさず
CNNによれば、男性はライフガードだったという。パリ五輪の広報担当者によれば、選手以外で水着を着ているのはライフガードだけなので、プールの底に沈んだ物を取りに行ってほしいと要請をされることは考えられるという。今回の場合は、そのケースではないかということだ。
男性の本名だが、本人が大会の残りの仕事に集中するために、名前を明らかにしたくないと話している。人々の記憶には、広く拡散したニックネーム“ボブ”のほうが残りそうだ。
ちなみにキャップが脱げてしまったウェーバー選手だが、泳ぎのほうへの影響はなかったらしい。NBCのキャスターが、スイマーたちは競技中、万が一に備えて複数のキャップを着用していると話しており、ウェーバー選手の場合も、そのうちの一枚が脱げただけで、キャップなしで泳いだわけではなかったという。
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Bob the cap catcher, needs to be interviewed by @SnoopDogg at the Olympics. pic.twitter.com/tokUJz5MtI
— DeHuff Uncensored - Podcast (@dehuffpodcast) July 28, 2024
さっそうと登場した派手な水着の謎の男性。
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Anybody else rooting for “Bob The Cap Catcher” in Paris today? Just me? I can live with that. 💙💙💙😂😂😂 Go, Bob! pic.twitter.com/35MyNXq6LU
— Betsy N (@betsyrnewman) July 29, 2024
花柄カラフルビキニが注目された謎の男性。
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LEGEND pic.twitter.com/KQ4E4a7KQg
— NKY Bracket Guy (@BracketNky) July 28, 2024
SNSで謎の男の仕事ぶりが称賛される様子。
https://x.com/perrybadeaux/status/1817594768647418273?s=61
(満点パフォーマンスの評価)