いまだに一流気分だが…信頼乏しいヘンリー王子とメーガン妃、ハリウッドでは既にD級扱い

  • 文:山川真智子
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lev radin-Shutterstock

2020年に王室を離脱し、自立を宣言したヘンリー王子とメーガン妃。複数のメディアと契約し、コンテンツ制作、書籍出版、インタビューなどで収入を得てきたが、最近はめっきり需要が減っている。進出を目指したハリウッドでは、いまやD級セレブに分類されているといい、人気回復に必死のようだ。

夫婦で受賞式出席…メーガン妃は仲睦まじさをアピール

ヘンリー王子は、7月11日に米大手スポーツ専門チャンネル、ESPNが主催するESPY賞の授賞式に出席した。王子は、アフガニスタンで戦死したフットボール選手の名を冠した、パット・ティルマン賞を受賞。負傷した兵士たちのためのスポーツ大会『インビクタス・ゲーム』の設立と運営を評価されてだったが、故ティルマン氏の母親が「物議を醸す人物でふさわしくない」と大反対だった。

受賞に疑問を抱いた人も少なくなく、ニューヨーク・ポスト紙によれば、王子は辞退も考えていたという。しかし最終的に受け入れ、メーガン妃とともに授賞式に現れた。

批判を気にしてか、「賞は自分ではなく、『インビクタス・ゲーム』に関わった退役軍人らのものだ」と王子はスピーチ。メーガン妃は大きな拍手を送っただけではなく、王子の手を握り、体をさするなど、夫への愛とサポートを前面に押し出してPR活動に努めたようだ。

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ペテン師のレッテルも貼られ… ハリウッド進出に失敗

ウェブ誌、デイリー・ビーストによれば、王族と親しい人や軍関係者からは、今回の受賞の決断は、「注目されたいハリー王子の必死さの象徴」という反応が出ているという。

「2人はメディアに放っておいてもらいたくて王室を去ったのに、いまや皮肉にもテレビの生放送で王子が商業的な賞を受けている。それって悲しいね」と話した人までいたそうだ。

夫妻の人気は、イギリスでは史上最低レベルで、アメリカでのエンターテイメント業界進出の試みもうまくいかなかった。2023年6月には、3500万ドル(約55億円)の契約と言われたスポティファイから、降板させられている。スポティファイの幹部は、2年間で13時間しか使用可能なコンテンツを作らなかったとし、夫妻を「ペテン師」と呼んで強く非難していた。

王室ウォッチャーのリー・コーエン氏は、夫妻は王室の肩書を利用した暴露インタビューや書籍、リアリティTVシリーズなどで利益を得てきたが、「ペテン師」と呼ばれたことは大きな痛手となり、2人の評判やビジネスに影響を与えているとスカイニュースに語っている。

王室情報サイト、ロイヤル・オブザーバーは、ハリウッドの一流リスト入りのためのメーガン妃の“終わりなき”努力は、D級という悪名で落ち着くしかないのかもしれないとしている。

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人気回復のチャンスは? 再度暴露本も?

そんなヘンリー王子夫妻にも、イメージ回復のチャンスはまだあると、王室コメンテーターのリチャード・フィッツウィリアムズ氏は、ニューヨーク・ポスト紙に指摘する。

1つ目は、メーガン妃のビジネスだ。ネットフリックス向け料理番組と、自身のライフスタイル・ブランドの『アメリカン・リビエラ・オーチャード』が、どれだけうまくいくかにかかっているという。

一方ヘンリー王子のほうは、イギリスで未解決の法的問題などを抱えており、こちらが将来の名声に寄与するとは考え難いという。また、ネットフリックスではポロの番組を製作する予定だが、エリート主義的なスポーツであるため、多くの視聴者を引き付けることはできないだろうとしている。

もう一つ、人気回復に期待できそうなのは、夫妻の友人からのサポートだ。一流リストに名を連ねた友人たちが、2人のイメージを修正する上で、重要な役割を果たしてくれるかもしれないとフィッツウィリアムズ氏は見ている。

ニューヨーク・ポスト紙によれば、ヘンリー王子は回顧録の続編出版を検討しているという情報もある。人気回復どころか大炎上の予感だが、再度世間の注目を集めるチャンスにはなりそうだ。

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ESPY賞の授賞式でヘンリー王子の膝に手を載せるメーガン妃。

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ヘンリー王子の背中に何度も手を当てるメーガン妃。

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一流セレブの友人で賞のホスト役だったセリーナ・ウィリアムスと並ぶメーガン妃。

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