Sponsored by récolte

愛でる家電:インテリアスタイリストが語る、家電とインテリアを結ぶ方程式

  • 写真:黒坂明美
  • 編集&文:佐野慎悟
Share:
川合将人(かわい・まさと)⚫︎都内のインテリアショップ勤務を経て独立。フリーのインテリアスタイリストとして雑誌での発信や広告のスタイリング、モデルルームのコーディネート、店舗のディスプレイ、イベントの会場構成などを手掛け、20年以上に渡り第一線で活躍。近年ではコンサルティングやマーチャンダイジングなども幅広く手掛ける。

インテリアに馴染むスタイリッシュなルックスで、デザインコンシャスなユーザーに人気のレコルトのスライドラックトースター。プロのインテリアスタイリストたちならどのようなシーンに合わせるのだろうか。第一線で活躍する3人の人気スタイリストに、スライドラックトースターのある空間をスタイリングしてもらった。

 第一回目は、雑誌での発信や広告のスタイリング、モデルルームのコーディネートや、コンサルティングなどを手掛ける川合将人さんに会いに、千葉県野田市のBUNDLE GALLERY(バンドル・ギャラリー)を訪れた。ここは、ル・コルビュジエのアトリエで学んだ最後の日本人建築家・進来廉(すずき・れん)が1970年代に設計した個人邸を、川合さんが2022年にギャラリーショールーム兼、撮影スタジオとして新たに再生させた空間だ。1室を自身の事務所としても利用し、仕事の合間に昼食や夕食を自炊することも多いという川合さんは、レコルトのスライドラックトースターをリビングスペースにどう配置するだろうか。

 

_K3_1946.jpg
脚付き家具のような佇まいのスライドラックトースターは、ブラックとクリームホワイトの2色展開。約W27.0×D35.0×H27.5cm(脚付き時は約W27.0×D35.0×H37.0cm)¥16,500(レコルト)

「この建物を再生する際に、キッチンのビルトインオーブンやガスコンロをはじめ、冷蔵庫、洗濯機、乾燥機などの家電をいろいろと新調しましたが、自分で家電を選ぶ時には、空間に馴染みやすいデザインのものを選ぶようにしています。壁掛けの時計もそうですが、メーカーのロゴが主張するようなデザインだと悪目立ちしてしまうので、レコルトのスライドラックトースターのように、機能に対して最小限の文字要素がミニマルに配置されているようなデザインがいいですね」と、川合さんは家電選びのこだわりを説明する。

_K3_1929.jpg
スライドラックトースターを取り入れたBUNDLE GALLERYの一室。相反するシェイプが、メタルフレームによって統一されている。BUNDLE GALLERYには、川合さんが世界中から集めた希少性の高い家具が並ぶ。都内のインテリアショップや百貨店でポップアップイベントを開催することも多い。

レトロなラウンドシェイプがアイコニックなスライドラックトースターは、4本の脚が付いた脚付き家具のようなデザインが特徴。川合さんはこの個性的なアイテムを、どのように生活空間に馴染ませるのだろうか。

「インテリアに統一感を持たせるためには、まずその空間で行う一連の動作に対して、レベル(高さ)を合わせることが重要です。その点、4本の脚が自由に着脱できるレコルトのスライドラックトースターは、手持ちの家具やカウンターに合わせて高さが変えられるから、いろんなシチュエーションに馴染ませることができると思います」

 

_K3_2020.jpg
パンの表面をカリッと焼き上げる「トーストモード」、冷凍されたパンをさっくりふわふわの食感に仕上げる「冷凍トーストモード」、クロワッサンや惣菜パンなど、表面を焦がさずに中まで温める「デリモード」、冷凍の惣菜パンも、具材を含めて出来立てのように焼き上げる「冷凍リベイクモード」、予熱なしで使える「180℃モード」「220℃モード」と、6つのボタンで簡単に操作できる。

「昔のテレビみたいなラウンドシェイプが可愛らしいですよね。質感がマットなところも、インテリアと合わせやすいポイントです。この部屋に置いてある家具もラウンドシェイプのものが多いですが、ところどころに直線的なフォルムの家具も取り入れると、それぞれが個性を引き立て合うという効果があります。さらに主要な家具に“黒いメタルフレーム”という共通の要素を持たせることで、空間としての統一感を保つこともできます」

レザー、ウッド、大理石、ジュートといった天然のマテリアルに対して、無機質かつマットなメタルのコントラストも心地よい。空間の中でレベルを合わせることと、フレームなどに共通点を持たせる意識は、インテリアスタイリングの完成度を高めるための方程式とも言えるだろう。

_K3_1866.jpg
デニッシュトーストをトーストモードで焼き上げた川合さん。焼きたてのトーストを乗せたままスライドラックを引き出して、テーブルまでそのまま持ち運ぶことが可能。パン職人になったような感覚が楽しい。

 

_K3_1920.jpg
別売りのブレッドケースにはアカシア製の蓋が付属されている。裏面にはストライプ状に切り込みがあり、ブレッドナイフが使いやすいデザイン。

一般的なトースターに見られる横長のデザインとは違い、奥行きのあるレコルトのスライドラックトースターは、縦方向にパンが2枚並ぶスライドラックを本体から取り外して、調理の前にトッピングを行ったり、焼き上がった際にそのままテーブルまで運んだりすることができる。トースターの4つ脚の下に収納できるブレッドケースの中にパンやジャムなどを入れておけば、キッチンまで物を取りに行くことなく、一連の作業をリビングスペースの中で完結することも可能だ。

「ブレッドケースの蓋がウッド素材で、スライドラックを置いたり、カッティングボードやプレート代わりに使えたりするところも、トーストを食べる一連の流れがカバーされていて非常に便利ですね。休日にリビングで映画を観ながら、本や雑誌を読みながら、気軽にトーストを楽しむ感じは、ちょっとした贅沢ですよね」

 

_K3_1907.jpg
ソファで過ごす目線の高さに合わせて、脚付きのスライドラックトースターをサイドテーブルの上に配置。調理中のトーストが、こんがりと焼き上がっていく様子を眺める時間も楽しめる。

6つのボタンとダイヤルのみというシンプルな操作性が魅力のスライドラックトースターは、正確な温度センサーとマイコンによる自動制御によって、ワンタッチで理想の焼き上がりを実現する。上下に4本配された遠赤外線ヒーターと、庫内に施したディンプル加工で熱を反射拡散させることで、庫内の熱を効率よく、そしてムラなく循環させている。

キッチン家電の常識に囚われない自由な発想で、デザイン性と実用性の高さを見事に実現したレコルトのスライドラックトースターは、キッチンという場所に縛られないアドレスフリーなアイテムという、これまでにない個性を獲得した。好きなものに囲まれて過ごす休日のリビングに、パンが焼ける幸せな香りを加えてみてはいかがだろうか。

レコルト
TEL:03-6804-5538
https://recolte-jp.com/products/rsr-2