キャサリン妃がウィンブルドン最終日に来場。紫色のドレスを着用していた理由とは？

  • 文：宮田華子
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@Wimbledon – Youtubeのキャプチャ画像

ガン治療のため、現在公務を休止しているキャサリン妃。6月15日のチャールズ国王公式誕生日祝賀式典で久々に姿を見せたが、その後は公務を行っていなかった。

 


国王公式誕生日祝賀式典「Trooping the Colour」にて。

6月14日に出した病状を説明する声明では「夏の間にいくつか公務をしたい」と書かれていた。しかしキャサリン妃がパトロンを務める「All England Lawn Tennis and Croquet Club（略称AELTC）」が主催する全英オープンテニス（ウィンブルドンテニス）が6月24日に始まっても王室からの進捗はなし。毎年何度も試合観戦のために会場に足を運んでいたキャサリン妃だけに、「今年の来場はないのかも」と言われていた。

 


昨年は、大会前のPRにも貢献し、フェデラーとのラリーも行った。

そんな中、大会最終日である7月14日、男子決勝の観戦およびトロフィー贈呈のために急遽来場。ロイヤルボックスに着席する際、センターコートの観客からスタンディングオベーションで迎えられた。

 


シャーロット王女と実妹のピッパ・ミドルトンを伴い来場した。

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紫色のドレスで来場

この日キャサリン妃が着ていたのは紫色のドレス。胸元のドレープが美しいこのドレスはイギリスのラグジュアリーファッションブランド「Safiyaa」のものだ。

 


オリジナルは胸元があいているが、キャサリン妃着用版はこの部分がカスタマイズされている。

あえて「紫のドレス」を着たことには意味がある。全英オープンのイメージカラーの１つが紫なのだ。

 

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全英オープン＆AELTCのオフィシャルイメージ・カラーは緑と紫。オフィシャルロゴも緑と紫でデザインされている。@Wimbledon – Xのキャプチャ画像

今回紫色のドレスを選んだのは、キャサリン妃のこの大会、およびAELTCに敬意を表する意味が込められていると解釈されている。

 


これまでにもう1つのイメージカラーである「緑」のファッションでの来場はあったが、紫の服は今回が初めて。

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胸元のリボンに注目

この日、彼女の左胸元にはリボンの形をしたブローチがつけられていた。

このブローチは緑と紫のリボンで作られたもので、AELTCのメンバーのみがつけられるもの。彼女は2016年にエリザベス女王からこのクラブのパトロンを引き継ぎ現在に至る。2017年から全英オープン観戦時にこのブローチを身に着けている姿が見られるようになり、近年は毎回来場の際には着けている。

こうしたさりげない行為にも、キャサリン妃のクラブや大会への想いが反映されていると言われ、好意的に受け止められている。

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今回の「お出まし」では元気そうな笑顔を見せていたキャサリン妃。完全回復の日が早く来ることを祈りたい。

ちなみにこの日はテニスだけでなく、サッカー・ヨーロッパ選手権の決勝戦（イングランド対スペイン）も行われた。ウィンブルドンから帰宅後、キャサリン妃は子供たちとテレビ観戦した「忙しい1日」だったようだ。

 


サッカー観戦中のシャーロット王女とルイ王子の可愛い後ろ姿。ジョージ王子とウィリアム王子は、決勝戦が行われたドイツ・ベルリンのスタジアムで観戦した。

 

【次ページ：動画あり】暖かな拍手で迎えられたキャサリン妃

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拍手の中、満面の笑顔を見せたキャサリン妃。