配信前なのに批判続々…メーガン妃のNetflix「料理番組」、撮影終了

  • 文:宮田華子
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@PageSix – Xのキャプチャ画像

Sky NewsやExpress等多数のメディアが「メーガン妃はNetflixの新番組の撮影を終えたようだ」と報道している。

この番組は、ハリー王子とメーガン妃の映像製作会社「アーチウェル・プロダクションズ」が今年4月に発表したとおり「料理、ガーデニング、おもてなし、そして友情の喜びを称える」内容。ライフスタイルに焦点を当てた番組となる予定だ。

Daily Beastは「撮影はすべて順調に進み、すでに終了した」と語る関係者筋からのコメントを紹介している。

Daily Mailが入手した撮影許可情報によると、撮影は少なくとも2カ所で行われた。1カ所は夫妻が暮らすカリフォルニア州モンテシトから車で10分ほどの場所にある高級生花店。もう1カ所は1100万ドルといわれる夫妻の邸宅近くにある大きな屋敷。8エーカー(約32375平方メートル)もの広さがある家で、レモンやアボカドの木が生えているナチュラル感溢れる場所とのこと。

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「見たくない」「Netflixを解約した」…嫌悪感を抱いた人々の反応


まだ番組タイトルも放送日も分からず、PR用の動画や画像もでていないこの番組。しかしすでに批判に直面しているのは興味深い。

Sky NewsオーストラリアでMCを務めるリタ・パナヒ氏は、番組内で「どうやら料理、ガーデニング、おもてなし、友情の喜びに焦点を当てるようです。でも、本当にひどい内容(の番組)のように聞こえますね」と厳しくコメントした。

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リタ・パナヒ氏は自身の名前が付いた冠番組「The Rita Panahi Show」でMCを務めている。@SkyNewsAustralia  - YouTubeチャンネルのキャプチャ画像

具体的に何が「ひどい」と思ったのかについてパナヒ氏は語っていないものの、メーガン妃の最近の動向について「見ている側」が感じるフラストレーションをあらわしているため、多くの共感を呼ぶ結果となった。

 

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番組の一部を配信したSky NewsのYoutubeチャンネルには「メーガン妃とハリー王子(を見たくないので)ネトフリをキャンセルした」「(メーガン妃の)新番組を見ない」といったコメントが多く書き込まれている。@SkyNewsAustralia  - Youtubeチャンネルのキャプチャ画像(個人のアカウント名は削除済)

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チラ見せが続くメーガン妃のブランド戦略

メーガン妃は3月に自身のライフスタイルブランド「American Riviera Orchard」の立ち上げを発表した。すでに4カ月が経過しているが、インフルエンサーやセレブにジャムや犬用のビスケットを贈る等の広報活動を少ししただけで、全容は明らかにならないままだ。

 


50人のインフルエンサーに贈られた「American Riviera Orchard」のジャム。

「American Riviera Orchard」は、ビジネス申請の内容やイメージ動画から、ナチュラルテイストのブランドとなる模様だ。コメンテーターのキンジー・スコフィールド氏はNetflixがメーガンのブランドと提携する可能性があると語っている。

 


ハリウッドからイギリス王室への反応や情報を解説しているキンジー・スコフィールド氏。

「以前の報道によると、Netflixは『American Riviera Orchard』の販売代理店としてメーガン妃と提携することを検討しており、彼女の新番組がこのライフスタイルブランドにもたらす可能性に期待しているのでしょう」

メーガン妃ウォッチャーであれば彼女の目指す方向は何となく見えている。マーサ・スチュワートやグウィネス・パウトローといった「アメリカ・ライフスタイル界のゴッドネス」をしのぐ「女王様」になるべく、ブランド戦略を構築中と言われている。

 


グウィネス・パルトロウが立ち上げたウェルネスとライフスタイルのブランド「goop」は大成功。

 

 


中央の写真は「元祖」ライフスタイルの女王、マーサ様💛

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「必死さ」が誘う嫌悪感

イギリス王室の公務を行っていないハリー王子とメーガン妃は自活していく必要があるため、これまで数々の試みを行ってきた。最大の成功事例は、2020年に夫妻がNetflixと結んだ1億ドル(!)と言われる巨額の契約だ。

2022年12月に配信されたNetflix番組「ハリー&メーガン」(全6エピソード)は夫妻の生活とイギリス王室内部の問題を暴露したことで注目され、「Netflixデビュー作」としてはもっとも視聴された作品となった。

 



Netflix番組「ハリー&メーガン」。番組への批判の声は大きかったが、視聴率は稼いだので「成功例」。

しかしこのシリーズ以降、ハリー&メーガン夫妻に「ヒット作」がないのも事実。2020年にSpotifyとの2500万ドルの契約を結び、2022年8月にメーガン妃がポッドキャスト番組「Archetypes」(12エピソード)を製作した。セリーナ・ウィリアムズやマライア・キャリー等の豪華ゲストが話題を呼んだものの、契約は2023年に終了。「Spotifyに見限られた」という見方がされている。

 

「残念でした」の例。メーガン妃のポッドキャスト「Archetypes」。

Netflixとの契約は2025年末までとされ、残り時間はあと1年数カ月。そろそろヒット作を生み出して契約を更新するか、または別会社との大型契約に繋げるか?は夫妻にとって生活を維持するためのカギといえる。

メーガン妃の番組以外にも、ハリー王子が主役の「ポロ競技のプロの世界」を描くノンフィクション番組を準備中とのことだが、「ハリー&メーガン」ほどの話題性はない。

 


ポロで「集客」できるのか?のハリー王子。

自分たちの生活と「イギリス王室暴露」の切り売り以外の「次の一手」として考えだされたのが、メーガン妃を「ライフスタイルの女王の座につけること」なのだろう。

 

2016年、テレビ番組でシーザーサラダを調理した俳優時代のメーガン妃。

しかし俳優として成功後にイギリスで本物の「プリンセス」となり、アメリカ移住後もセレブリティとして生きる彼女が、料理やガーデニングを“日々”“熱心に”行っているとは考えづらい。

コアなファン以外は、「必死さがにじむビジネス戦略」にそう簡単に乗らないかもしれない。

さて、メーガン妃、どうする?

 

【次ページ:動画あり】メーガン妃の「ぼんやりPV」と、キャスターの「ピシャっと批判」

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レトロ調の動画で、メーガン妃が料理しているような…していないような…。

 

 

「ひどい内容に聞こえるわ!」と言い切ったリタ・パナヒ氏の番組。現在のところ、そう言い切ったパナヒ氏への批判はあまり見られない。