66歳のシャロン・ストーン、『氷の微笑』のあの場面を再現したセルフィーを公開

  • 文:さかいもゆる
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シャロン・ストーン。Paolo Bona-Shutterstock

1992年に映画『氷の微笑』でセクシーな小説家を演じて一躍セックス・シンボルとなったシャロン・ストーン。同作で有名な、殺人容疑をかけられたヒロインが取調室でノーパンで脚を組み替えるシーンを、32年ぶりにインスタグラムで再現してシェアした。

真っ赤なランジェリーの上下にピンヒールサンダルを身につけて脚を組むシャロンの姿は、今もなおセクシー。その2日前には、ビキニのショーツのみを纏ったトップレス姿で絵を描く後ろ姿の画像を投稿し、話題を呼んだ。

シャロンは43歳の時に脳出血で病院に運ばれ、死の淵を彷徨ったあと生還。しかしその後も数年間は嗅覚や視覚、触覚が戻らずに、7年間苦しんだことを最近のインタビューで告白。その間に、貯金した1800万ドルを含む約29億円のすべての資産が他人の名義に書き換えられていたという。

「私はゼロの状態になりました」、とシャロン。その時、彼女は苦しさや怒りに執着する代わりに、「手放すことを決めた」。「あなたが苦味の種を噛むなら、それは決してあなたを離れません。しかし、あなたが信仰を持っているなら、たとえその信仰がマスタードの種の大きさであっても、あなたは生き残るでしょう。だから、私は今、喜びのために生きています。私は目的のために生きています」。

事件後も様々な映画に出演するも、脳卒中以前の名声は戻っていない彼女。元結婚相手のジャーナリスト、フィル・ブロンスタインとの間では3度の流産を経験し、養子縁組した長男のローアンの親権も、離婚後に奪われてしまいクリニック通いをしたことも。2020年には自宅キッチンに居ながらにして落雷の被害に遭うなど、波乱万丈な人生が続いている。

けれど7月12日から開催される「タオルミーナ映画祭」では、シャロンに生涯功賞を授与することを発表。「彼女は常に市民の権利に関する問題に取り組み続け、エリザベス・テイラーによって設立された、AIDSの研究を支援するためのamfARのスポークスマンパーソンとして30年間近くにわたって活動してきました」と主催者はコメントしている。

何が起きても腐らず、すべてを手放してきて今こうやって自分らしい自由な生活を謳歌しているように見えるシャロン。彼女にとって人生後半は穏やかなものになるようにと、祈るばかり。

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