坂本龍一と高橋悠治の対話を収録した幻の名著『長電話』が復刊

  • 文:Pen編集部
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image1.jpg『長電話』高橋悠治、坂本龍一著 一般社団法人坂本図書 ¥3,080

1984年、坂本龍一主宰の出版社「本本堂」から最初に出版された、作曲家・ピアニストの高橋悠治と坂本龍一の対話を収録した『長電話』が復刊。8月30日に発売される。

本書で語られる内容は「電話というメディア」「ブルース」「ロックンロール」「黒人の音楽・白人の音楽」「YMOの散開」「ソロ活動」「現代音楽・コンピュータ・未来」「時代のファッション」「CM表現」「仕事の断り方」「お金の話」など、音楽や芸術の枠を超えて多岐にわたる。2人の軽妙な会話から飛び出す言葉の数々は大きな示唆に富み、出版当時、“長電話”という手法も含めて多くのアーティストに影響を与えた。

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左:予約特典である、編集作業中に見つかった当時の写真。石垣島にて。 右:同じく予約特典『長電話』復刊版オリジナルステッカー

発行は、昨年71歳で亡くなった坂本龍一の意思を継ぐ形で設立された「坂本図書」。また今回、販売をサポートする「バリューブックス」から予約すると、特典として、復刊作業中に見つかった『長電話』制作時の貴重な写真とオリジナルステッカーがついてくる。甦った幻の名著をぜひチェックしてみて。

販売予約サイト
https://www.valuebooks.jp/bp/VS0058950724