卵子提供&代理母に5800万円かけて3児の父になった男性が話題

  • 文:佐藤まきこ
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パートナーがいなくても、「自分の子どもを持ちたい」と思う人はいるだろう。そんな夢を、卵子提供と代理母という力を借りて叶えたカナダ人男性がいる。3人の子どもの親になるためにかかった金額は、驚くほどの数字だ。

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写真はイメージ(ShutterStock)

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3人の卵子提供者と6人の代理母に依頼

カナダのアルバータ州出身のネイサン・チャン(39歳)。彼は現在、6歳の長女と3歳の次女、3歳の長男とともにシングルファーザーとして暮らしている。「私は何年も旅行や仕事に集中していて、一緒になれる最適な人が私の人生に現れるのを待っていたが、なによりも父親になりたいと思っていた」と話している。

結局、“適したパートナー”と出会わなかったことから、彼は卵子提供と代理母に依頼する選択をした。

カナダでそれらのサービスを行うコンサルタント企業に相談。3人の卵子提供者と6人の代理母の力を借りて、10年間で10回の胚移植を行ったそうだ。だが、杯移植の失敗や流産などが繰り返され、長女が誕生したのは6人目の代理母によってだった。次女と長男の誕生日がわずか3カ月しか違わないのは、同じ年に別の代理母から生まれたことが理由。次女と長男は双子に間違われることが多いという。

これまでにかかった費用は5,800万円以上

これだけの長い年月をかけて、父親になる夢を追い続けたネイサン。気になるのはそれにかかった費用だろう。ネイサンはそのコストについても公開しており、これまでに36万1,000ドル(約5,800万円)以上かかったと明らかにしている。

ネイサンは、卵子提供と代理母出産でシングルファーザーになるという珍しい道を選んだ自身についてオープンにすることで、より多くの男性にシングルファーザーになる勇気を持ってほしいと望んている。

実際、彼のインスタグラムには「素晴らしい! あなたの勇気と信念がすべてです」「あなたが歩んできた道のりは、とても力強く感動的」など、数こそ多くはないが肯定的なコメントが寄せられている。

幼い子ども3人を抱えた暮らしは、さぞかし慌ただしいことだろう。「幼い長女に加えて、2人の新生児がいた時期は、どうやって自分が家から外出したかと思うときもあった」と、多忙な日々を振り返った。

子どもを持ち家族をつくるという自分の夢を叶えるまで10年以上かかったネイサンだが、「子どもたちを見ると、その価値があったとわかる」と話している。そして父の日には毎年、代理母全員に連絡して感謝を伝えているそうだ。

【出典】
https://www.dailymail.co.uk/femail/article-13531129/spent-single-dad-children-nathan-chan.html
https://www.instagram.com/singledaddybychoice/

 

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