湖で溺れた犬38匹が救助される様子が話題に…飼い主はパニック状態

  • 文:Takahashi Rikako
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shutterstock_1118648033 (1).jpg 犬の多くは泳ぐのが大好きであり、狩猟犬などはその傾向が強い。photo:Cindy Hughes/Shutterstock※写真はイメージです

米ミシシッピ州にあるグレナダ湖で、おぼれてかけている犬38匹が救助された。

FOXニュースによると、現地では保険代理店勤務の男性2人が地元のガイドと一緒に釣りをしていた。早朝から湖に出ていたものの釣果が芳しくなく、ポイントを変えようと船で移動していたところ、犬の鳴き声が聞こえてきたという。

「やがて、水面に犬が何匹かいるのを見つけました」と、救助にあたったボブ・ギストさん(61)は語る。

行くあてもなく泳いでいる犬たちを、3人はすぐボートに引き上げた。湖には、複数匹の犬のグループが点在していたという。

ボートがいっぱいになるまで犬を乗せ、岸に運び、また湖に戻る。3往復し、すべての犬を救助し終えたところ、その数は38匹だった。最後に助けた3〜4匹は、溺死しかけていたという。

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たくさんの犬が湖に……なぜ?

救助された犬たちには、それぞれ番号がペイントされていた。高価なGPSの首輪もついている。

グレナダ湖周辺では、毎年この時期にキツネ狩りが解禁されており、38匹は狩りに参加した猟犬だった。

地元ガイドのジョーダン・クレストマンさんは、湖にシカがいたと語る。犬たちはシカを追いかけて湖に入り、立ち往生してしまったようだ。

3人は湖のほとりで「パニック状態」になっていた飼い主と合流し、無事に犬たちを引き渡した。飼い主はクレストマンさんに謝礼を支払おうとしたが、クレストマンさんは受け取らなかったそう。

ギストさんは、若くしてガイドとして冷静だったクレストマンさんを「英雄だ」と評した。

「もし彼がいなかったら、私たちは異常に気づかなかったと思います。20代の若造──私は60代なのでそう呼ばせてもらいます──ながら、彼はどうすべきかちゃんと分かっていました」

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ミシシッピ州グレナダ湖