アメリカ人の母親が、マジックテープを使って赤ちゃんを飛行機の座席にくっつける様子を撮影した動画が、ソーシャルメディアで拡散されている。子供が機内で動き回らないようにするライフハックとして投稿されたものだが、動画を見た人からは、不適切だと批判が出ている。
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座席とお尻が離れない! TikTok動画が大バズり
米フォックス・ニュースによれば、この動画を投稿したのは、ミネアポリス在住の2児の母親、リサ・フロムさんだ。市販のマジックテープを使って、赤ちゃんを飛行機の座席に固定する方法をTikTokで紹介した。
動画のなかでフロムさんは、飛行機の座席にまずマジックテープを貼付。次に1歳の赤ちゃんの服のお尻にもマジックテープを貼り付けた。座席のマジックテープとお尻のマジックテープを合わせるようにして座らせると、赤ちゃんは固定されて自由に動き回れなくなった。
この動画は投稿以来2500万回以上再生され、5500件以上のコメントが寄せられている。
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面白いけれど… 安全面では不適切
動画を単なるジョークと受け止めた人もかなりいたが、子供をこのような方法で固定することに、安全面での懸念を示す人が多かった。「これって合法?」「子供のストレスになっている」などのコメントがあり、「自動車のチャイルドシートを持ち込むべき」「単にシートベルトを着用でいいのでは」という意見が多数だった。
米連邦航空局は、2歳未満の子供にとって最も安全な場所は、認可されたチャイルドシートなどの安全装置だとしており、膝に載せることも推奨していない。乱気流が予想される場合、親の腕では膝の上の子供をしっかり支えることはできないからだ。
チャイルドシートの安全技術者、ミシェル・ブラット氏は、2歳未満の子供のために座席を購入しているのであれば、チャイルドシートにシートベルトを締めるのが、最も安全だとフォックス・ニュースに話している。
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親の負担を軽減? 他人への配慮に欠けるとの指摘も
デイリー・メール紙によれば、母親の意図は、安全よりもむしろ自分の負担を減らしたいというところにあったようだ。フロムさんは、母親業はとてつもなく大変な仕事だと主張。1歳の子供はあちこち動き回って目が離せず、ほんの数分でもいいから、別の仕事を片付ける時間が必要だと述べた。
さらに、アイデア自体は夫が考えたものだと説明。子供たちとやっても楽しめるもので、気軽でかつ実用的な裏技であることを強調した。
別の視点からコメント欄で批判されていたのは、座席にマジックテープを貼ったことだ。フロムさんは最後にマジックテープを剥がしているが、「粘着テープの残った席に、次の乗客を座らせるのか?」「自分で剥がした後をきれいにしたの?しなかったのなら航空会社にお金を払ったの?」など、他者への迷惑行為となり得ることを指摘する声もあった。
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ママ考案で物議を醸した機内でのライフハック動画。
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同じ母親が、マジックテープで子供をソファに貼り付ける動画。