フィット感に驚いた!KEEN「ユニーク スニーク スライド」を愛用する今夏

  • 写真・文:一史
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日本の夏は長すぎる……。
6月から9月いっぱいの4ヶ月間、ヘタすると10月過ぎても暑いです。
湿気を含んだ蒸し暑さが泣きそうに辛い者としては、夏をどう乗り切るかがシビアな問題。
とくに服装については。

今年はほぼ「快適さ」に振り切ることにしまして、パンツはすでに短パンオンリー。
シューズもスニーカーを靴棚の奥にしまい、サンダルを手前に切り替えました。
基本の服装は、スポーツサンダル+ソックスです。
ガシガシと歩くうえに撮影仕事のときは運動量も多く、スポーツ系が自分にはしっくりきます(他に履くのはビルケンシュトック)。

ソックスを履く理由のひとつは、肌が擦れる怪我を防ぐため。
クッション力を高め歩きやすくする目的もあります。
足裏がベタつきがちなスポサンだと、暑い季節でも汗を吸うソックスを履いたほうが快適になりやすいのも理由。
ソックス姿をダサいと感じる人がいる気持ちもよくわかります。
コーデに気を遣わないと完全に事故案件になりますから(見栄えより実用優先のわたしは事故っても平気ですけど)。

さてここで、感動レベルに気に入った今年入手の愛用スポサンをご紹介しましょう。
アメリカのアウトドアシューズKEENの「ユニーク スニーク スライド」です。

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記事内写真のサンダルはすべて私物。

マイファーストKEENは「ユニーク」、で10年前の初登場時です。
編み紐構造の画期的なモデルで、スニーカー並のフィット感でした。
エスニックなお洒落度の高さでセレクトショップがこぞって仕入れ、わたしが買ったのもどこかのセレクトショップ。

その後このシリーズは大きく発展し、バリエーションが無限大に広がっています。
好きが高じて仕事でもKEENの外部PRさんたちとの付き合いが増えたり展示会に行くようになると、ユニークシリーズの新モデルもいろいろ試す結果に。
実は初代ユニークは長時間の街歩きが不得手だと私的に感じています。
ソールが固く、野山の岩場ではパフォーマンスに優れても、街のアルファルトとの相性はイマイチな気がして(人に聞くと意見はわかれるようです)。

そんな経緯でユニークシリーズからやや遠ざかっていたのですが、スライドサンダルのお気楽感が好みなわたしがハマったのがこのユニーク スニーク スライド。
「ホントにスライドサンダルか!?」と驚いたフィット感。
足がちゃんと固定されます。
さらに凄いのが、「反復横跳びできるわ!」ってほど横方向のグリップがソールもアッパーも安定していること。
横方向に対応するスライドサンダルに出会ったのははじめてです。

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安定感に大きく貢献しているのが、足首部分にまで延びたアッパーでしょう。
足首の横ブレを支えてくれます。
もうひとつ見逃せないのが、靴底全体がふわりと柔らかいこと。
反発力もあるため歩き疲れしにくいです。
実はこのサンダルは初代ユニークをアレンジしたものではありません。
柔らかい靴底を採用したスニーカータイプの「ユニーク スニーク」(名前ややこしい……)をサンダル化したもの。
KEENのラインナップには似たモデルがいろいろありますのでどうぞお間違えなく。

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しかも……、
買っちゃったんですよね色違いを。
ただしこのベージュ×ブラックはウィメンズのみの展開カラー。
木型はやや細く、サイズも最大で25.5cm。
足が小さなわたしはギリいけるものの、一般男性は難しいでしょう。
なお前述のグレーは逆にメンズのみ。
わたしは同じKEENの和紙のショート丈グレーソックスを履き、グレー×グレーの色でスニーカーっぽく見せるコーデをよくしています。
ベージュアッパーのモデルのときは、ミリタリー系のオリーブやコヨーテのスポーツソックスを。

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スライドサンダルはハーフサイズ異なるだけで、足が感じる感触が大きく変わるものです。
このモデルも例外ではありませんので、なるべくなら店(直営店は全国11店舗)で試し履きするのがベスト。
キツめとの意見が多い通常のユニークと比べると、いつものご自身のスニーカーサイズに近いかと。
ゆるすぎずキツすぎずの快適バランスをお探しくださいませ。

All photos&text©KAZUSHI

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高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
ご相談はkazushi.kazushi.info@gmail.comへ。

高橋一史

ファッションレポーター/フォトグラファー

明治大学&文化服装学院卒業。文化出版局に新卒入社し、「MRハイファッション」「装苑」の編集者に。退社後はフリーランス。文章書き、写真撮影、スタイリングを行い、ファッション的なモノコトを発信中。
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