川内理香子の個展『Under the sun』が、東京・南青山のアニエスベー ギャラリー ブティックにて7月21日(日)まで開催中だ。
1990年東京都生まれの川内は、「食」への関心を起点に、不確かで曖昧な身体と思考のつながりをテーマとした作品を制作。作品はドローイングやペインティング、また針金やネオン管、樹脂、大理石といったさまざまなメディアを駆使してつくられている。
同展でフォーカスしているのは、人々が同じ目線で座り、食べ物を格差なく共有し、自然環境に適応しながら、無防備な状態で身体と精神をむき出しにして食事を楽しむ「ピクニック」という体験だ。文化、歴史、社会の階層といった視点から考察している。
会場ではペインティングとドローイングのほか、服を制作する前に色・素材の質感などの仕上がりを確認するために使用されるアニエスベーの布地(スワッチ)を用いた作品を見ることもできる。
また、アニエスベーで1994年から続くアーティストTシャツ「T-shirts d’artistes!」に、川内の参加が決定。これまで美術家や写真家をはじめ、映画監督、俳優、作家など多くの才能とコラボレーションしてきた「T-shirts d’artistes!」で、数量限定で発売中だ。新たな才能とアニエスベーの世界観が交わる貴重なコラボに目が離せない。
川内理香子『Under the sun』
開催期間:6月22日(土)~7月21日(日)
開催場所:アニエスベー ギャラリー ブティック
東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F
開館時間:12時~19時 ※月曜休(7月15日のみオープン)
https://tinyurl.com/y49a4bxe