シーンを問わず長く愛せる時計とはどんな一本だろうか。今年70周年を迎えたロンジンの「コンクエスト」は、日常に確かな“違い”を生む、大人も満足させる一本だ。

クロノグラフモデルはシルバーマットの文字盤に、ブルーもしくはグリーンの３カウンターとセラミック製のタキメーター付きベゼルを組み合わせた、上品なツートンカラーが印象的。スポーティな精悍さの中にエレガンスが共存する佇まいはロンジンならでは。シリコン製ヒゲゼンマイを採用した最先端の「キャリバーL898.5」を搭載。ブレスレットはトリプルセーフティプッシュピース式で着脱も容易だ。

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華美な装飾やロゴを排したクワイエット・ラグジュアリーの潮流に見られるように、トレンドに左右されない長く愛せるモノ選び、〝大人のベーシック〞がいま見直されている。腕時計のように、日々着けるものであればなおさらだ。スーツからカジュアルスタイルまで、どんなシーンにも対応するべーシックなデザインの腕時計は、確かな品質と機能性、そして信頼のおけるブランドで選びたい。その点で、ロンジンの「コンクエスト」は、誕生から70周年を迎えロングセラーコレクションであり、その最新作は日常の相棒として寄り添ってくれる一品だ。

やや小ぶりな38㎜径のデイト付き３針モデルと42㎜サイズのクロノグラフは、スポーティさとエレガントなテイストを巧みに織り込んでいる。一見シンプルな文字盤に独自性を与えるのは、アプライドインデックスに潜り込むようにして外縁を切り替える、同心円を重ねたサークル装飾だ。そこに放射線状のサンレイ仕上げが優美なスパイスを利かせている。

共通するのはリューズガードを張ったスポーティなフォルムと快適な装着感のブレスレットで、一つひとつディテールのつくり込みも美しい。大人に必要なベーシックとは、華美すぎず品のある佇まいと実用性の両立にある。歴史ある「コンクエスト」の新作はその最適解と言えるだろう。

サファイアクリスタルの両面には多層反射防止コーティングを採用し視認性を向上。ムーブメントは耐久性と耐磁性を高めるシリコン製ヒゲゼンマイを用いた「キャリバーL888.5」を搭載するなど、機能面は申し分ない。