BERLIN ベルリン/ドイツ
サッカードイツ代表のユニフォームが、同国を代表するスポーツブランドのアディダスとの契約を終え、2027年からアメリカのナイキ製に切り替わることが発表され大きな波紋が広がっている。
著名政治家たちは愛国心や伝統を引き合いに強く抵抗。「アディダスで4回もW杯優勝を果たしたのに」と事実誤認のアピールで顰蹙を買う御仁もいた(実際は1990年と2014年の2回)。かつては英国のアンブロやドイツのエリマ製が使われており、アディダスの採用は1980年からと、その歴史は思いのほか長くない。
今年の欧州選手権は、ドイツ開催。不振が続く代表チームにとって、アディダスでのタイトルを増やす最後のチャンスかも?
※この記事はPen 2024年7月号より再編集した記事です。