モダンダイバーズウォッチの祖と言われるブランパンの「フィフティ ファゾムス」に、待望の新サイズが登場。さらに、レッドゴールドとチタン製のケースも定番モデルに加わった。
ブランパンの誇るダイバーズウォッチの名機「フィフティ ファゾムス オートマティック」に、42㎜径ケースの限定モデルが登場したのは昨年のことだ。ステンレス・スチール製ケースの品は、70周年を記念するモデルとして大いに注目を集めた。そして今年、レッドゴールドとグレード23チタン製のふたつの素材が、コレクションに加わった。どちらも伝説的なダイバーズウォッチの魅力を増幅した、待望の新作だ。
新サイズの着用感の優位性は、誰の目にも明らかだ。きわめてアイコニックなダイバーズウォッチである「フィフティ ファゾムス」は、サイズに関わりなくデザインとしての成功作であることが、これで証明された。既存の45㎜と同様に手元で存在感を放ちながらも、装着感は抜群である。
サイズを切り詰めた一方、高性能であることは少しも損なわれてはいない。搭載されるのは、絶対的な信頼感を持つ「キャリバー 1315」。自社開発で自社製、調整までもすべてブランパン社内で完結させる徹底的なインハウス機だ。3バレルを搭載し、5日間ものロングパワーリザーブで駆動する。香箱のスネイル仕上げをはじめ、スイス高級腕時計の伝統を固守する仕上げは比類なく美しい。しかも1953年製オリジナルモデルにヒントを得たデザインのローターには、NAC(プラチナ合金)コーティングを施したレッドゴールドがのぞく。
レッドゴールド製ケースのモデルは、タフなダイバーズの中に香る「フィフティ ファゾムス」のエレガンスを強調するものだ。海を愛する者にタウンユースウォッチとして、新たな選択肢を示した。
そして話題を呼ぶのは、ケース素材であるグレード23チタン。通常、腕時計に採用されるチタンといえば、ほぼ間違いなくグレード5だ。一方のグレード23は、グレード5のELI(Extra Low Interstitial Elements)版。原子のサイズがチタンの半分以下のため不純物として紛れ込みやすい酸素・窒素・炭素を極小化した、さらなるハイグレード素材なのである。低温での靭性に優れることから、かつて日本の深海探査艇「しんかい2000」の耐圧殻にも採用されたものだ。その深海のマテリアルが、最高のダイバーズウォッチに共有されるのだ。
伝統を背負った高級感は、それでも重厚であることを意味しない。むしろ新しい「フィフティ ファゾムス オートマティック」は、新登場のラバーストラップにもよく似合う。実力を秘めながら、軽快なスタイルをどこまでも実現しているのである。
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1953年のオリジナルから続く伝統を、さまざまなディテールでアップデート
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