東京には「単館系」と言われているミニシアターがたくさんある。それぞれの視点から映画をセレクトし、サイレント名作からインディーズ映画まで幅広く上映している。Penがお薦めする、6月後半のミニシアター上映プログラムとは。
新文芸坐
『銀幕を彩るconversation エリック・ロメールの魅力』
哲学的な対話劇とヴァカンスの映像美で数々の名作を生み出したエリック・ロメール。鮮やかな色彩と豊かな自然光で描いた男女の恋模様は、いつだって色褪せない。彼の作品を映画館のスクリーンで観れるのはなかなかレアだ。池袋の新文芸坐では、6月15日から28日までお得に鑑賞できる2本目割引で上映している。少女が恋を知るひと夏を描いた『海辺のポーリーヌ』をはじめとした代表作7作品がラインアップ。
シアター・イメージフォーラム
『オーストリア映画週間2024 Austrian Film Week Our Very Eye 揺るぎなき視線』
シアター・イメージフォーラムでは6月29日から7月5日まで『オーストリア映画週間2024』が上映される予定だ。“芸術の都”ウィーンを首都に抱く、中欧のオーストリアは、現代で最も果敢でアヴァンギャルドな映画作家や作品を脈々と生み出してきた歴史がある。彼らは人間の情けなさや醜悪な部分にも透徹した視線を向け、独自の世界を創造する。今のオーストリアを代表する作家たちの最新作や、上質なドキュメンタリーを含む7作品すべてが日本初公開だ。
『オーストリア映画週間2024 Austrian Film Week Our Very Eye 揺るぎなき視線』
6/29より7/5までシアター・イメージフォーラムにて特集上映東京都渋谷区渋谷2丁目10-2
www.imageforum.co.jp/afw2024/#