「買い物カートを返さない」2児の母親、スーパーでの“大胆行動”を告白し、批判殺到

  • 文:大村朱里
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Shuttersotck-svetlaya_strana_omsk ※写真はイメージです

「私は買い物カートを元の位置に返したことがありません」

ある母親がスーパーで買い物した後に、買い物カートを駐車場に置きっぱなしにすることを告白。その理由にSNSでは物議を醸している。この背景には“子供の安全”に関連があるそうだーー。

買い物カートは返却しない...その理由とは?

心理学者のレスリー・ドブソンさんは、自身のTikTokで物議を醸す見解を紹介。それは、「スーパーで使用した買い物カートを置き場へ返却しない」こと。

「批判されても構いません」と話すレスリーさんは、スーパーに子供と買い物へ行く際、購入した食料品を車に詰んだ後、使ったショッピングカートは駐車場に置きっぱなしにすると話す。このマナー違反にも思える行為の背景には「子供の安全」に関わることがあるという。

2歳の息子と7歳の娘の母親であるレスリーさんは以下のように述べた。

「食料品を車に積み込み、子供たちを車に乗せ、カートを返しに行くために子供たちを車の中に置き去りにするつもりはありません」続けて彼女は、子供の誘拐や駐車場での犯罪にまつわる統計を挙げている。「だから、私におかしい視線を送るつもりならやめてください」

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「返すべきだ!」彼女の意見に批判殺到

1000万回以上再生されたこの動画には、10万件以上のコメントが寄せられ、その多くが「カートを返すべきである」と主張。大きな論争が巻き起こった。

「カートを取りに行けるなら、カートを返すことができる」「カートが風で押されて駐車中の車に突っ込むのを見たことがあるので、何があってもカートは返すようにしている」「自分の車をぶつけられたくないし、不注意で他人にぶつけることもしたくない」などと、彼女の意見に反対する意見も多く見られた。

これらの意見にレスリーさんは同様の返答をしている。

「危険だと感じたら、自分の直感を信じる力を女性たちに感じてほしい。(カートを返す)リスクを取るほどのことではありません。私は多くの人が被害に遭い、人生が破壊されていく姿を見てきました。あなたがそうならないことを願っています」

「ショッピングカート理論」とは?

コメント欄には様々な意見が寄せられる中、「ショッピングカート理論」という言葉が多く寄せられた。一体、この理論とはなんなのか?

ショッピングカート理論とは、カートを返すか返さないかで、その人のモラルが決まるという考え方。客は店からカートを返す義務を課せられているわけではないので、これは善意を図る良いテストだと言う人もいる。つまり誰に言われていなくても自ら率先してカートを返すことができる“良い人”であるかを見極めるということだ。

ドブソンはその後、安全だと感じたらカートを返却することを確認するフォローアップ動画を投稿。そして、自分の周囲が安全かどうかを判断する方法を説明した。

「駐車場に着いたら、照明を見て、警備員を見て、駐車場がどのようにレイアウトされているかを見るべきです。安全だと感じたら、カートを返しに行く。もし安全でないと感じたら、自分の直感を信じてください」と続けた。

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@drlesliedobson #groceryshopping #shoppingcart #traderjoes #protectourchildren #protectourkids #educational #groceries #singlemom #drleslie ♬ original sound - Dr. Leslie
ショッピングカートは戻さないと、独自の理論を語るレスリーさん。

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@drlesliedobson ♬ original sound - Dr. Leslie
「ショッピングカート理論」を語るレスリーさん。SNS上で非難が殺到しても独自の理論を語り続けている。