「オレオが大好きすぎる…」甘党のクマが民家でクッキーを盗み食いする様子が話題に

  • 文:大村朱里
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Shutterstock-Achmad Agus Ilyas ※写真はイメージです

やっぱりクマは甘いものには目がないみたいーー。

アメリカ・ロサンゼルスで野生のクマが民家に侵入し、クッキーを持ち去る様子がカメラに収められた。クマには「オレオ」とニックネームがつけられている。

「お菓子泥棒」の犯人は甘い物好きのクマ

「オレオ」との愛称をつけられたクマは、ロサンゼルス・モンロビア近辺の複数の民家でデザートを物色する様子が目撃されている。しかも1度ではなく、何度もだ。ABC7が入手したビデオには5月24日、クマが窓から静かに侵入し、冷蔵庫を器用に物色。見覚えのあるオレオの青いパッケージを口に咥え去っていく様子が映し出されていた。

また翌日25日、前日と同様と思われるクマが、別のオレオ・クッキーの袋を持って家を出るところを目撃されている。「それが『オレオ』と名付けた理由です」住民のヴィナ・クーリさんはKTLA5の取材に対して答えている。

「彼はただ歩き回っているだけではありません。実際に家の中に入っていくんです。だから、窓を開けっ放しにしたり、裏庭のドアを開けっ放しにしたりするのはとても怖いことなんです」

さらに「網戸を開けたり、家の中に入ったり、窓を押したりすることに慣れてしまっています」と続けた。オレオを盗まれた家の住民は、1週間前にもクマに狙われ、車に置いていた食料品を奪われたという。また、クーリさんの自宅でも昨年、クマがガレージに入って冷蔵庫を開け、チョコレートケーキを盗むという事件があった。実際の証拠はないが、近所の人たちはこの「デザート泥棒」はすべて同じクマが行った犯行だと考えている。

ABC7によると、近所の住民の中には、オレオによるこの行為の対処について意見が分かれているという。ある意見では、クマを捕獲し移動させるべきと考える声がみられた。「クマを傷つけたり殺したりしてほしくない。でも同時に、クマを移動させる必要があると思う」

その他にも、近所のクマが欲しがっているのはちょっとしたおやつだけだといい、あまり心配していない人もいるそう。

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クマの出没は当たり前?「もう慣れました」と住民

被害が報告されているモンロビア近辺は、サン・ガブリエル山脈に近いため、クマ、コヨーテ、シカ、マウンテン・ライオン、ヤマネコなどの動物がしばしば目撃されている。今月初めには、同じ地区の裏庭に2頭の子グマを連れた母親クマが侵入し、民家のプールで水遊びをしていた。

現時点でクマは攻撃的なそぶりを見せていないため、近隣住民の誰も、今のところ野生動物当局に正式な報告をしていないといい、モンロビアの住民は、クマの訪問にはもう慣れたとガーディアン紙に語った。

「彼らは私たちに近づかないよ」さらに「彼らとはよく会うんだ。私たちのプールパーティーにも顔を出す。あと、私たちがバーベキューをしていると、彼女が現れてみんなを怖がらせるのよ」と付け加えた。

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【動画】オレオクッキーを盗み食いするクマ

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【動画】オレオクッキーを盗み食いするクマについて、たちまちニュース