ウィリアム王子の不倫相手だった!? 宮殿に新たな火種をもたらした美女、ローズ・ハンバリーとは何者なのか

  • 文:三條るる
Share:

 

shutterstock_1318286327.jpg
ウィリアム王子。渦中の人物とはどういう関係? Shutterstock-360b

3月に癌の予防治療中と公表して以来、いまだに公務に復帰していないキャサリン妃。4月に6歳の誕生日を迎えた次男ルイ王子の誕生日スナップを撮影しているので、ベッドに寝たきりということではなさそう。しかし、キャサリン妃が不在のイギリス王室には新たな火種が。

火種というのは、第7代チャムリー侯爵夫人であるローズ・ハンバリーだ。エリザベス女王のブライズメイドの一人だったレディ・エリザベス・ランバートが母方の祖母という名家の令嬢で、モデルとして活動したこともある美貌の持ち主。25歳の時に23歳も年上の第7代チャムリー侯爵デイヴィッドと結婚し、双子のオリヴァー卿とアレキサンダー卿、娘アイリスと共にノーフォークにあるホートン・ホールに住んでいる。侯爵一家の邸宅はウィリアム王子とキャサリン妃が頻繁に滞在するアンマー・ホールにほど近く、両家はご近所付き合いをしていたのだ。ローズはキャサリン妃と共に慈善団体East Anglia's Children's Hospices(EACH)の後援者となっていて、一時期は非常に親しい友人と思われていた。

ローズ・ハンバリーとは何者?

ローズが嫁いだチャムリー侯爵家は代々、女王や王の侍従を務める家柄で、夫のデイヴィッドは、14歳の時にエリザベス女王の侍従のひとりに任命された。その後は1990年から女王が他界するまで大侍従長を務めていて、チャールズ国王からは永世のロード・イン・ウェイティング(イギリス王室で役職につく貴族のこと)に任命されている。しかもデイヴィッドの後継である長男オリヴァー卿は、チャールズ国王の侍従に任命されていて、王の戴冠式で堂々と役目を果たしている。

しかし、2019年4月にウィリアム王子とローズが不倫関係にあるという噂が浮上。ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式にも出席するほど親しい関係だったローズと妃の不仲が伝えられた直後のことで、いわゆる情報筋が「キャサリン妃がルイ王子を妊娠中だった時期にウィリアム王子とローズが深い仲になった」と語るゴシップ記事はあっという間に世界中に拡散。キャサリン妃がウィリアム王子を問いただす結果になり、チャムリー侯爵家と距離を置くように言い渡したと噂されている。その証拠というわけではないが、噂が浮上した2ヶ月後にバッキンガム宮殿で行われたトランプ大統領の歓迎晩餐会に出席したキャサリン妃やウィリアム王子は、ローズと目を合わせることもなかったとか。

---fadeinPager---

ウィリアム王子の不倫疑惑とともに浮上した新たなスキャンダル

ウィリアム王子の不倫疑惑が持ち上がると同時に浮上したのが、チャムリー侯爵デイヴィッドのゲイ説。イートン校を卒業後、ソルボンヌ大学に進学したチャムリー卿は、一時期は映画監督として活動していた。80年代にパリで知り合った小説家兼写真家フランソワ=マリー・バニエと非常に親しい関係にあり、南フランスに共同購入した別荘に大物セレブを招いてパーティ三昧の日々を送っていたので有名だ。バニエは同性愛者であることをカミングアウトしていたフランス人俳優パスカル・グレゴリーと恋愛関係にあったことでも知られていて、チャムリー侯爵もバニエの恋人と噂されたのだ。

インターネット上には、公爵がローズと結婚したのは侯爵家存続のために「妻はいらないが、子供が欲しい」からで、授かり結婚した数ヶ月後にローズが出産した双子は侯爵の子供ではないという人もいた。さまざまな噂が飛び交うなか、ローズはあまり目立たないように過ごし、年に1、2回、王室の行事や公的なイベントに顔を出す程度だったのだが、キャサリン妃が表舞台から姿を消したこの春以来、頻繁に宮殿に出入りし、カミラ王妃と談笑する姿を目撃されている。

5月だけでもローズは、グロスターシャーにあるバドミントン・ハウスで行われた乗馬のトライアルでカミラ王妃と親しげにお喋りする姿を目撃されたし、その数日後にセント・ポール大聖堂で行われた大英帝国勲章の奉呈式ではチャールズ国王の侍従を務めた息子オリヴァー卿を目立たないように見守る姿を目撃されている。キャサリン妃不在の王室でローズとカミラ王妃との距離は確実に縮まっているようだ。

侍女ではなく「女王のコンパニオン」?

王妃はチャールズ王が戴冠した際に王室の伝統を見直し、侍女ではなく「女王のコンパニオン」を任命。彼女たちは公式行事で王妃をサポートするほか、親しい友人として上流階級のゴシップなどを王妃に伝える役割を担っているのだろう。家族ぐるみでチャールズ国王と親しいローズは、非公式ながらカミラ王妃のコンパニオンのひとりと見なされているもよう。この状況は、ローズを嫌っていると噂されるキャサリン妃にとっては大打撃だが、略奪愛を成功させたカミラ王妃にとっては、噂だけとはいえサイドチックという同じ境遇にあるローズの方が親しみが持てるのかもしれない。

---fadeinPager---

モデルとして活動したこともある美貌の持ち主のローズ。

---fadeinPager---

キャサリン妃と友人だった頃のローズ。

---fadeinPager---

さまざまな噂が飛び交うなか、控えめに過ごしているローズ。

---fadeinPager---

カミラとも親しげなローズ。

---fadeinPager---

ホートン・ホールのガーデンイベントの様子。ローズのインスタグラムより。

---fadeinPager---

 

ローズと夫のツーショット。

---fadeinPager--- 

 

ローズの夫。

---fadeinPager---