アメリカ・ニューヨークで5月20日、ファッションの祭典「メット・ガラ」のペット版「ペット・ガラ（Pet Gala）」が開催。10頭以上の犬たちが、今年のメット・ガラに出席したセレブの衣装からインスパイアされたコスチュームを身にまとい、レッドカーペットに現れた。
ワンちゃんたちのファッションの祭典「ペット・ガラ」
「メット・ガラ」とは、5月の第一月曜日にメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典。ファッション業界における一大イベントであり、多くのセレブリティがデザイナーの華やかな衣装をお披露目する晴れ舞台だ。そのイベントのペット版「ペット・ガラ」が、犬にまつわるアートを展示する美術館「AKC Museum of the Dog」で開催された。
ホストは、ペット・クチュリエであり婦人服デザイナーでもあるアンソニー・ルビオ氏。同イベントでは、ゲスト（ワンちゃんや人も含む）を招き、ランウェイショーとディナーが行われた。
セレブの衣装を身に纏うチワワやポメラニアン...
イベントには、2024年のメットガラのドレスコード 「時の庭 」にインスパイアされたペット・クチュールを着た16匹の犬が登場。メットガラで注目されたゼンデイヤやジジ•ハディットの衣装を再現したコスチュームを着こなすチワワやヨークシャテリア。また、ジェニファー・ロペスに扮したポメラニアン、バッド・バニーのコスプレをしたプードルなどがレッドカーペットに登場し、観客を魅了した。カメラマンに向かってポーズを決める犬たちの姿は、セレブたちに引けを取らない。
The Hollywood Reporterによると、これらの衣装はルビオ氏が作成したもの。メット•ガラ開催日の5月6日から20日までの16日間の間に、すべての衣装を作り上げたという。ルビオさんは同イベントについて以下のように語った。
「ペット・ガラでは、人間が着る服を4本足のスターにどう着せるかを考えなければなりません…人間はファッションのために苦しむことができますが、犬はそうはいきません。彼らの快適さと安全が私の最優先事項です」
さらに「メット・ガラをバカにしているのではないことを理解してほしいです！私たちは、世界で最も才能のあるデザイナーたちによって作成されたデザインを高く評価して敬意を示しているのです」と続けた。
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やりがいは“みんなの笑顔”
このイベントで得た売り上げは、同博物館へ寄付金される。また、「ペットファッション最大の夜」と銘打たれたこのイベントで犬たちが着用した衣装は今後、同ミュージアムに展示される予定だという。美術館CEOであるクリストファー・E・ブロムソン氏はデザイナー・ルビオ氏について以下のように語り、人々にエールを送った。
「彼のやりがいはみんなの笑顔です。今の世の中、心を痛めることが頻繁に起きています。だからみんなの幸福度を高め、世界に光をもたらすためにこのイベントを開催しているんだと思います」
さらに「彼は、展示されている彼の作品を見て、人々がインスピレーションを受けることを願っているいます。心を込めれば、どんなことでもできるのです。本当にやりたいことがあるのなら、ただ語るだけでなく、実行してみてください」と続けた。
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