ケリー・ローランド、カンヌのレッドカーペットで警備スタッフを叱責する動画が拡散…人種差別?「彼女は真実を知っている」「境界線がある」と意味深発言

  • 文:千歳香奈子
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女優で歌手のケリー・ローランドが、5月14日から12日間の日程で南フランスで開催されたカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、警備を担当する女性スタッフに腹を立て叱責する様子がカメラに捉えられ、物議を醸している。

元デスティニーズ・チャイルドのメンバーでもあるケリーは、21日に『Marcello Mio』のプレミアに出席。胸の谷間を強調する真っ赤な裾が広がるストラップレスドレスを着用して注目を集めたが、劇場に入るための階段を上っている途中で女性スタッフにキレる事件が起きた。

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写真撮影を邪魔された?ドレスを踏まれた?

カメラマンが並ぶ階段下に向かって振り向き、笑顔で手を振ってポーズを取ろうとするケリーに対し、女性スタッフが前に進むよう指示。腕に触れて急かすような素振りも見られ、それが気に触ったのか途中でケリーの表情が一変。険しい表情で、左手の人差し指をつきつけ、女性を怒鳴りつける様子がカメラに収められた。

ケリーが何を言っているのかは不明だが、この瞬間を撮影した動画がネットで拡散され、賛否を呼んでいる。「ドレスを踏まれた」「私は子どもじゃないから指示するなと怒った」「私にそんな口の利き方しないでと言っている」「ケリーは、カンヌが(ファッションの祭典)METガラじゃないと分かっていない」など、さまざまなコメントが寄せられている。

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人種差別を受けたとほのめかす

問題の女性スタッフは、他のセレブにも同様に移動を急かしてトラブルになる様子が目撃されていたことが発覚し、「首にするべき」などの声も上がっている。そんな中、渦中のケリーは、「自分の立場を貫いただけ」と騒動についてインタビューに応じた。

「自分以外の女性たちは、責められたり、押されたり、そこから離れるように言われることはなかった」とコメント。「女性は何が起きたのか知っている」「私には境界線があり、それを守る、それだけ」と話し、人種差別を受けたとほのめかした。

ネットでも「黒人女性の指示を受けたくなかった」「他の有色人種の女性に対しても、写真撮影を妨害していた」と、ケリーに同調する声が出ている。一方で、「警備員としての自分の仕事をしただけ。レッドカーペットに長時間留まる権利は彼女たちにはない」と、人種差別を持ち出すのはナンセンスだと反論するユーザーもいる。

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レッドカーペットで怒りだすケリー・ローランドの動画。

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 ケリー・ローランドがカンヌで披露した真っ赤なストラップレスのドレス。

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騒動について釈明するインタビュー。

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女性スタッフは他の白人ではないセレブともトラブルを起こしていたと主張するユーザーも。