インテリアと機能を両立、暮らしに寄り添うレコルトのトースター

  • イラスト:信濃八太郎
  • 編集:一ノ瀬 伸
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〈トースター〉
récolte Slide Rack Toaster(レコルト スライドラックトースター)

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着脱可能な脚が付いたレコルトの「スライドラックトースター」。カラーはブラックとクリームホワイト。脚付きのサイズは高さ約37×幅27×奥行35cm。¥16,500

北欧のビンテージ家具を想起させる脚付きのデザインが近ごろ目を引く。レコルトから発売されたばかりの「スライドラックトースター」もまた然り。昭和30年代のテレビを想起させるような脚付きで、懐かしくもあり、ハッとさせられる新しさもある。まるで家具のようなトースターなのだ。

聞けば、このアイデアが生まれた理由の一つは「目線」にあるという。オーブントースターをキッチンカウンターや棚に置いたとき、操作部や扉がどうしても低い位置に来るため、焼き具合などを確認するのに腰をかがめがちだ。だが、高さのあるこちらの製品は、スマートに目線を合わせられる。しかも、持ち手を握って引き出せる同社オリジナルの「スライドラック」を採用しているので、熱々の料理やトーストをテーブルでサーブすることができる。インテリア性だけでなく、使い勝手にも配慮した一台というわけだ。

上下4本の遠赤外線ヒーターの熱を、庫内に施したディンプル加工で反射拡散させ、ムラなく効率よく循環。マイコン制御による6つのモードを備え、ボタン一つでトーストはもちろん、クロワッサンや総菜パンのリベイクも見事に仕上げるなど、機能面においても満足度の高い実力派だ。

いずれも冷凍モードを備えるほか、予熱なしで使える180℃、220℃のオーブンモードもあり、お菓子づくりから冷凍ピザの解凍まで日々の暮らしのシーンに軽快に寄り添ってくれる。

オプションのブレッドケースにも注目したい。普段は本体足元にすっきり収まり、調理の前後にはスライドラックを置く場所としても重宝する。フタを返せばカッティングボードにも。本体カラーと合わせ、セットでそろえたくなること請け合いだ。

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食材を乗せたラックをそのままスライドして引き出すことができるので、具材をたっぷり載せたトーストなどを崩すことなくサーブできるのがうれしいポイント。

神原サリー

新聞社勤務を経て「家電コンシェルジュ」として独立。豊富な知識と取材をもとに独自視点で発信。東京・広尾の「家電アトリエ」をベースに、テレビ出演や執筆、コンサルティングなど広く活躍中。

問い合わせ先/ウィナーズ
TEL:03-6804-5538

※この記事はPen 2024年6月号より再編集した記事です。