まずはこのショートムービーを観てほしい。広大な海をバックに透明感のある歌声とモノローグを織り交ぜた詩的な映像に登場するのは、女優・歌手として活躍する瀧本美織さんだ。与えられた役を演じるだけではなく、素の表情も無邪気に見せるその美しい姿が観るものを魅了する。
実はこのショートムービーのすべてのシーンは、一台のスマホのみで撮影されている。使用したのは、Xiaomi 14 Ultra。銘玉と称されるライカのズミルックスレンズをはじめ、焦点距離の異なる4つのライカレンズをフロントに搭載した、撮影機能に優れた一台だ。
撮影された映像をその場で確認した瀧本さんは、思わずこう叫んだ。「えっ、すごくキレイ! 映画のクオリティですね」
ムービーを撮影したのは、ファッション写真や広告映像の分野で活躍するフォトグラファーのTISCHさん。今回の企画のためにショートムービーを脚本制作、撮影してくれたTISCHさんに、Xiaomi 14 Ultraの使用感や魅力について話を聞いた。
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写真家TISCHがXiaomi 14 Ultraだけを使って、映画クオリティの動画を撮影
初めて使った時から、ちゃんと自分らしい画が撮れたと話すTISCHさん。その秘密はどこにあるのだろうか?
「Xiaomi 14 Ultraの撮影機能は、カメラマンが直感的にカメラとコミュニケーションをとれるところがいいですね。特にプロのモードは必要な機能をシンプルに調整できて、数値などの情報が画面上に集約されているので、カメラの設定が今どうなっているのか、ひと目でわかるようになっています。写真撮影時のグリップになるXiaomi 14 Ultra Photography Kitを装着した時の安定感やフィット感を含めて、身体にしっくりくるスマホと言えるのかもしれません。カメラが勝手に修正などをすることもなく、思い描いたものが思い描いた通りに撮れるんです。そういう意味ではライカのような使いやすさを感じました。初めて撮影を行った時点から、ちゃんと僕がイメージする画が撮れていましたから」
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Xiaomi 14 Ultraの最大の特徴は、このスマホのアイコンとも言える4つのレンズがついていることだろう。しかも、そのすべてに5000万画素のイメージセンサーが搭載されている。
「今回はシーンによって4つのレンズを使い分けながら撮影していますが、撮る側があまり動くことなく、画面をタッチしてレンズの焦点距離を切り替えるだけで画づくりを変更できるので、その恩恵を実感できました。演者である瀧本さんがフィクションのストーリーの中で、恋人未満という親密な空間を演技によってつくりだしてくれているのですが、通常の撮影のようにレンズ交換による中断で演者の気が散るようなこともなく、スチールでグラビアを撮っている時と同じような感覚で、スピーディーにムービーの撮影を行うことができました」
Xiaomi 14 Ultraは階調が豊かで色数があり、グラデーションも美しい10ビットでのLog撮影もできるというから驚きだ。
「プロの現場で使えるように設定をカスタマイズできますし、10ビットでのLog撮影は撮影後の汎用性が高く、これ一台あれば映像の仕事ができてしまうほどの高いクオリティだと思いますね。もちろん特に設定を変えることなく、デフォルトのまま使うだけでもキレイに撮れるので一般の方も安心です」
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ライカ・フォトグラフィをスマホで存分に楽しむ
メインカメラのライカ ズミルックスは、光を取り込む量の多い大口径と卓越した光学性能が特徴だ。室内や夜間など光量の低い環境でも細部まで美しく写すことができ、優れた色再現、コントラスト、解像度を実現している。
「レンズは6枚羽根の絞り設計が生み出す回折効果により、街灯や夕日などを撮影した際に自然で印象的な光条、スターバースト・パターンを作り出すことができます。これによっていわゆる“エモい”雰囲気の写真を撮ることができるので、ぜひ試してみてください」
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Xiaomi 14 Ultraには、プロ仕様の写真撮影グリップであるXiaomi 14 Ultra Photography Kitを装着することもできる。これにより、カメラのような見た目とアナログ操作でのダイレクトな使用感が手に入る。
「シャッターボタンや録画ボタンはもちろん、ダイヤルをくるくる回したり、レバーを操作することで、露出を変えられたり、ズームができるのはいいですね。こうした物理的な操作は一般的なスマホではできませんから。また、とにかく起動が早く、シャッターボタンを押し込めば0.7秒で起動し、撮影ができるので、スナップシューターにも絶好の一台だと思います」
バッテリーは5000mAhの大容量で、ブーストモード90Wハイパーチャージにより、最短33分で1-100%の急速充電が完了。ワイヤレス充電(別売り)にも対応する。加えてバッテリーの寿命も長く、14.5時間もの連続使用が可能になっている。
また、IP68防塵・防水性を備えているため、悪天候などの環境に左右されることなく撮影を行えるところも頼もしい。
「視認性の良い大画面を備えたカメラっぽいスマホではなく、スマホっぽいカメラが出てくれたらいいのになといつも思っています。そういう意味では、Xiaomi 14 Ultraはスマホですが、個人的に夢のカメラに近い一台だなと感じました。カメラの定義を画質の良し悪しではなく、いかに相棒として頼りになるかにするなら、もはやスマホというよりも、デジカメのカテゴリーに加えてしまってもいいのかもしれません」
どんな時でもライカレンズによるプロクオリティの動画や写真を即座に撮影できるXiaomi 14 Ultra。日常をまるで映画やドラマのように記録してくれる、高揚感に満ちた一台なのである。
TISCH●東京藝術大学美術学部芸術学科卒、美学専攻。日本デザインセンターでの契約アシスタントを経て、広告写真技法を学ぶ。コマーシャルワークの一方、2012年には、パリにアトリエを構え、東京との往復を繰り返しながら商業写真から離れた個人的な作品を制作し始める。 35mm白黒フィルムでのドキュメンタリー的な手法により、市井の人々を記録。さまざまな雑誌で、ファッションシューテングも数多く手がける。