俳優、コメディアンのジム・キャリー(63)が2023年2月、長年住んでいたロサンゼルスの自宅を売りに出した。ところが買い手を探すのに苦労しており、3度目の値下げに踏み切った。
米ピープル誌によると当初、2890万ドル(約45.3億円)で売却を予定していたが、2023年4月に2700万ドル(約42.3億円)に、10月に2400万ドル(約37.6億円)に値下げした。それでも買い手が現れず、売りに出してから1年以上経過した今月、2190万ドル(約34.3億円)に改定した。11億円相当の大幅値下げだ。
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まさに「ハリウッドセレブの豪邸」
物件は高級住宅街ブレントウッドに位置し、ベッドルーム5部屋、フルバスルーム6部屋、ハーフバスルーム3部屋の平屋建て。約1000坪もの敷地に、テニスコート、プール、サウナ、ジム、ゲストハウスも完備している。シアタールームもあり、ジム・キャリーの遊び心も感じられる。
販売を担当する高級不動産専門の仲介業者「サザビーズ・インターナショナル・リアルティ」は、「カリフォルニアのランチハウスが持つ古典的な魅力と清廉さを保ちながら、広い部屋と、印象的な梁出し天井、6つの暖炉、磨き上げられたレンガ、ハードウッドの床に現代的なインテリアを備え、すべてに自然光が降り注ぐ」と評している。
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ロサンゼルスの住宅事情
売却に苦労する背景に、ロサンゼルスの住宅市場の変動がある。不動産サイトRedfinによると、著名人の豪邸が多いロサンゼルスの住宅価格は、2023年2月以降6%近く上昇した。
物価が高く、生活費も東京の1.5倍と計算されるロサンゼルスで、住宅価値がさらに高騰。セレブたちが一儲けしようとこぞって豪邸を売却しているため、競争率が高くなっている。
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ジム・キャリーの引退宣言
自宅を売却する1年前、ジム・キャリーはテレビ番組「アクセス・ハリウッド」でハリウッドでの芸能活動から「引退する」と宣言した。「もう十分やった」「今の静かな生活が好きだ」と話している。
しかし今年に入り、『ソニック・ザ・ムービー』の第3弾『Sonic the Hedgehog 3』(原題)で、前作に引き続きドクター・ロボトニック役でジムがスクリーンに復帰すると明らかになった。同作は12月20日に全米公開予定。
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