ハリー王子&メーガン妃、結婚記念日のディナーに選んだ店が「意外に地味」だと話題に

  • 文:宮田華子
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ハリー王子とメーガン妃が結婚したのは2018年5月19日。今年のウェディングアニバーサリーで6周年を迎えた。あのウィンザーで華やかに行われたロイヤルウェディングから「もう6年!」もたったことに驚く人も多いだろう。@luckys_steakhouse – instagramのキャプチャ画像

 

世界中で放映されたロイヤルウェディング。

記念日や誕生日等、節目の日の過ごし方が注目されるのはセレブの定めだが、ここ数年、夫妻はこうしたお祝いの日を2人の子どもたちと共に家族だけで祝い、シンプルかつあまり目立たないように過ごしてきた。

今年も同じように「ローキー(控えめ)」に過ごすと予想されていた。特に今年の結婚記念日は週末(日曜日)にあたり、夫妻がナイジェリア訪問を終えてアメリカに帰国後、初めての週末だったからだ。

 


2022年配信のNetflixシリーズ『Harry & Meghan』で紹介された、息子アーチー君1歳の誕生日の写真。メーガン妃の母、ドリア・ラドランさんも一緒に祝った。

しかし予想に反し、5月18日(土)、夫妻は外出。レストランで「ディナー・デート」を楽しんだと、Helloをはじめとする多数のメディアが報じている。

ハリー王子&メーガン妃夫妻の結婚記念日週末のディナーだけに「どんな豪華なレストラン?」と期待するのは当然だが、夫妻が行ったのは地元モンテチト(カリフォルニア州)にあるステーキ・ハウスだった。

店構えから、「ハリー&メーガンにしては…地味な店?」という印象を受けるかもしれない。

 


夜はライトアップされる。

この店「Lucky’s」は2000年に開店し、現在はマリブとソーホー(NY)にも支店を持つステーキ店。モンテチトの住民に愛され、オープラ・ウィンフリー等セレブの顧客も多いという。

地元で有名な「高級ステーキ店」ではあるもののドレスコード等はなく「セレブでないと行けない店」ではない。もっとも高額なメニューである「ポーターハウス・ステーキ(Tボーン・ステーキ)」28オンス(約800グラム)の値段が129ドル。2人で分けて食べる量と考えると、1人前は64.50ドル。他に前菜やサラダ、デザートを頼んだとしてもプリンス夫妻のアニバーサリーディナーとしてはまあまあ慎ましくカジュアルな印象だ。

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ステーキだけでなく、シーフードも味わえる「Lucky’s」。

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同行者は超VIPのパワーカップルだった!

しかし同行した友人はなかなかのVIPだった。実はこの週末デートはハリー&メーガンだけではなく、パラマウント・ピクチャーズのCEOであるブライアン・ロビンス氏と妻であるデザイナーのトレイシー・ロビンス氏も一緒だった。

 


ブライアン&トレイシー・ロビンス夫妻。

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全員で5人のグループ・ディナーだったという情報もあるが、この日のディナーの人数は定かではない。

報道によると、ロビンス夫妻とはハリー王子とメーガン妃がアメリカに移住してから親しくなったとのこと。


2カップルでのショット。今年1月、ハリー&メーガン夫妻は映画『Bob Marley: One Love』のジャマイカでのプレミア上映に招待された。

今年3月、メーガン妃は新ブランド「American Riviera Orchard」のローンチを発表した。4月にはインフルエンサーやVIP50人限定でジャムを贈り話題となった。トレイシー氏はこの「貴重なジャム」を受け取った1人である。

 



50瓶の内、17番目はトレイシー・ロビンス氏に贈られた。

ステーキ店でディナーを共にした2夫妻。ハリー王子とメーガン妃の結婚6周年とナイジェリアへの「非公式」ロイヤルツアーの成功を祝ったと言われている。

Spotifyとの契約が終了する等、新たなメディア戦略を立て直す必要があるハリー&メーガン妃にとって、ビジネス界のパワーカップルとのディナーは「売り込みの場」でもある。夫妻にとっては「仕事の一環だったのでは?」という憶測もされている。

 


夫妻の最大の収入源は、2020年に締結したNetflixとの複数年契約(何と1億ドル!)。この契約は2025年までと言われているが、来年夫妻が契約を更新できるかどうかについては、まだ発表されていない。

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やっと帰国したのに「早速お出かけ?」

この5月、ハリー王子とメーガン妃は多忙だった。ハリー王子は自身がパトロンを務める「インヴィクタスゲーム」の10周年感謝礼拝のため、5月7日にイギリスに一時帰国。イギリスでの予定を終えると、メーガン妃とロンドン・ヒースロー空港で落ちあい、夫妻揃ってナイジェリアへの「非公式」ロイヤルツアーに向かった。そして5月10日から3日間、予定びっしりのスケジュールをこなしアメリカへの帰途についた。

 



メーガン妃の華麗なドレスも話題となったナイジェリア訪問。

 

帰国後すぐに「アーチウェル財団」の支払いと記録提出問題が浮上。ニュースとして報道され、休む暇もなかったはずだ。

 


ハリー王子とメーガン妃が創設したアーチウェル財団が、手数料の未支払いと記録の提出を怠ったため「Delinquent(義務不履行)」とみなされ、一時募金や資金の支出を禁止された(その後解決)。

慌ただしい日々の中、やっと訪れた週末。5月12日のアメリカにおける「母の日」を子供たちと過ごせなかったこともあり、今回の結婚記念日の週末に2人が外出したことは、ウォッチャーたちにとっても意外だったらしい。

「ステーキ・ハウスでのダブルデート」のニュースに、「帰国したばかりなのに、子供を置いてまた出かけるの?」と余計なお世話のSNS投稿が相次いだ。

 


「子供たちが恋しくはなかったの?」のコメント。本当に余計なお世話…。

またナイジェリア・ツアーを成功させ、「今後、(同じような)訪問を行う計画がある」と語ったハリー王子。すでに英ロイヤルとしての公務を行っておらず、「シニアロイヤル」ではない夫妻が「疑似ロイヤルツアー」を継続すること、またサステナブルなツーリズムを促進するための非営利団体「Travalyst」の創設者にも関わらず、飛行機移動やプライベートジェットの利用を増やす可能性があることについて「矛盾している」という批判も浴びている。

 


さらなる「疑似ロイヤルツアー」を計画しているハリー王子夫妻に、「パパはご立腹」との報道も。

ハリー王子とメーガン妃は、ファンも多いがアンチも多いのも事実。何をしても話題となり、賞賛だけでなく批判もされる状況は今後も続くだろう。

セレブの気持ちが分かるのはセレブだけ― 結婚記念日週末のダブルデートでは、おいしいステーキに舌鼓を打ちつつ、こうした悩みの相談もしていたのかもしれない。

 【次ページ:動画あり】華麗なる「お着換え」も話題になった「非公式」ナイジェリア・ツアー

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夫妻のナイジェリア訪問に加え、イギリス一時帰国で「父に会えなかったハリー王子」についても報じているCBSのニュース番組。

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3日間で8パターンのファッションを見せたメーガン妃。