ある男性が6万円で買い取った放置トランクルームが、総額1000万円相当の宝の山だった…持ち主は買い物依存症?

  • 文:山川真智子
Share:

 

shutterstock_2287576801.jpg
Yalcin Sonat-Shutterstock ※画像はイメージです

利用者が放棄したトランクルームの収納品を、丸ごと買い取って販売するビジネスをしている男性が、3月に買った1室から、大量のブランド品を発見した。すべてが新品で、総額7万ドル(約1000万円)の価値があると見られている。長い買い取り経験のなかでも、目にしたことのないお宝の数々ということで、男性は大喜びだ。

---fadeinPager---

ブランド品がザクザク

ニューヨーク・ポスト紙によれば、この男性は、米オレゴン州ポートランドに住むウェイド・ベンチャーさんだ。アメリカでは、トランクルームの借り手が使用料を払わない、または連絡が付かなくなった場合、貸し手が収納されていた物品を丸ごとオークションに出すことがある。ベンチャーさんはこれを利用して、様々な収納品を買い取ってきた。

これまでに400から500の丸ごと買い取りを手掛けてきたベンチャーさんだが、今回はまさに例外中の例外だったそうだ。この部屋にはグッチやコーチといったブランドを含む、400足以上の靴と8000ドル(約125万円)相当の衣類が収められており、多くは値札が付いたままだった。ベンチャーさんによれば、通常のトランクルームは家庭用品やゴミなどでいっぱいで、新品は3割ぐらいしか含まれていない。しかしこの部屋のものは、すべて新品だったという。

---fadeinPager---

開けてびっくり! 海老で鯛を釣った?

オークションに入札した際には、入口の写真を数枚見ただけで、中に何があるのかをベンチャーさんは全く知らなかったという。落札価格は、410ドル(約6万4000円)だったため、まさに海老で鯛を釣った状態だ。すでに毛皮のコート1着は、1500ドル(約23万円)で買い手が付いたということだ。

買い物依存症?盗品?持ち主は謎… 

新品のブランド品をこれだけ集めて消えた人物は、いったいどんな人だったのかと考えてしまうが、元の持ち主に関しての情報はないという。

ベンチャーさんは、トランクルームを利用していた人物は、メイシーズやJCペニーといったデパートで買い物をしていたようだと語っている。買い物依存症の女性で、夫に知られたくなかったため、トランクルームを利用した可能性もあると見ている。さらに、すでに女性が亡くなっている、または別の州に引っ越してしまったなども考えられるとしている。

発見されたブランド品の数々に対して、デイリー・メール紙のコメント欄には「ディスカウントショップにも同じものが並んでいる」「オレゴンは湿度が高いから、靴や衣類は劣化しているはず」など辛口の意見が並んだ。さらに「盗品だったりして」「ニセモノかも」というコメントも多数あったが、真相は謎のままだ。

---fadeinPager---

トランクルーム買い取りビジネスをするベンチャーさん。

---fadeinPager---

靴や衣類は新品だった。

---fadeinPager---

@wadesventures Any ladies with more shoes out there? 👠 ##storage##locker##auctions ♬ original sound - wadesventures

見つかった靴の数々。

---fadeinPager---

@wadesventures Fur coats, anybody? #fur #coats #abandoned #storage #locker ♬ original sound - wadesventures

見つかった新品の毛皮のコート。